Thoughts

カテゴリ "スポーツ" のアーカイブス

一瞬

友人の息子さんの応援がきっかけで初めて見る世界レベルの体操。本当に素晴らしかった。
テレビだと冷静に見れてしまうけれど、目の前で3回転半や鉄棒をぐるぐる回っているのを見ていると、「人間じゃな〜〜い!」と全てに感動。おまけに一つ一つの演技が超短い事を実感。吊り輪等は3分くらいあるのかもしれないが、跳馬なんて5秒もない一瞬のうちに終わってしまう。だからこそ、一つの技に全てを掛けたその数秒間、数分間の選手達から発している気迫とエネルギーに感動するのだが...。
 命をかけてこの短い時間に全てを掛けているかと思うと、一人一人全ての選手に対して「上手くいきますように。失敗しないように」と祈るような気持ちで見るようになっていました。オリンピックになると失敗というのは見る事が少ないが、今大会は世界レベルといっても、失敗する人が多かったのが意外だった。難度によって出る点数も違って来るので、皆自分の限界に挑戦しているんだな〜とそれにもつくづく感動。守りに入る道が許されていない。

音楽も一つのコンサートをするのに、とてつもない時間と精神的投資をするけれども、1時間半なり2時間を人と共有出来るのは幸せかも、と思ってしまった反面、受け取るものも全然違うけれども、やはり一瞬一瞬がもっと凝縮した時間にならなくては、まだまだ頑張らなきゃと思いました。

アメリカの夏:Ⅱ:フェンウェイ・パーク

初めてのボストン。そこまで興味がなかったのに、行く事になって色々と調べていくうちに見たいものがいっぱい出て来た(笑)。

Fenway%20Park_resize.jpg先生に会った翌日は、先生が元気ならばもう一度会いに行こうと思っていたので午前中は空けていたのだが、お会いした様子だとあまり続けて会うのもお疲れが出そうだったので、急遽フェンウェイ・パークに行く事に。フェンウェイ・パークはアメリカで最も古い野球場で、そこまで野球好きではないのだが、なぜかいつか行ってみたいと思っていた球場。見た目が美しいからかな〜。。。何となく雰囲気が良いので。午後は予定を入れていたので、朝9時からの球場ツアーに参加。結構ハードスケジュール(笑)。

Fenway%20Park%20Seats_resize.jpg昨年のワールドシリーズ優勝はたまたま生で見ていたし、クローザーの上原投手は本当に凄いと思うので、朝早いながら心はウキウキ。試合を見るわけでもないのに、ウキウキなんて、我ながらちょっと不思議。(それにしても、D投手ばかりを取り上げる日本のメディアもどうかな、と思う。プレッシャーに弱いとされる日本人がアメリカの大リーグで一番プレッシャーの掛るクローザーに抜擢され、おまけにそこでちゃんとその役割を果たしてチーム優勝に限りなく貢献していたのに、意外と日本メディアの取り上げ方があっさりしていて、少々腑に落ちない。)

朝9時というのにツアー参加には20人程の人が。ミーハー(この言葉ってもう死語?)なのは私くらいでみんな相当の野球ファンらしい。ツアー・ガイドが投げかける野球クイズにみんな答えがいとも簡単に出て来る(笑)。
野球場はやはり美しいし、歴史が染み込んだ座席も何ともレトロでいい雰囲気を醸し出している。%E4%B8%8A%E5%8E%9F%E6%8A%95%E6%89%8B_resize.jpg伝説のベーブ・ルースもここでプレイしていたかと思うだけで、じんわりと感動。

野球を実際に観に行くのとは違って、色々な席からのマウンドが見れたり、有名なグリーンモンスターに登れたり、で充実の一時間のツアーでした。いつかはぜひNYヤンキーズとの試合が観たいな〜。。。

音楽的

%E6%AE%B5%E8%91%9B%E9%9B%AA_resize.jpgまたしても凄い雪ですね...。

オリンピック。
先日夜中にテレビを付けたら、たまたま男子フィギュアの町田選手の演技をやっていたのだが、あまりに素晴らしくてびっくり。とにかく「音楽的」で内面世界を表現しきっているのに感動しました。羽生選手がばかりが取り上げられるので密かにその凄さを心に留めていたのだが、イギリスの友人と電話で話している時に、その町田選手の事を口に出したら、「BBCの人が凄く褒めていて、ジャンプで跳び足りなくて点数は出せなかったのがとても残念だ」って云っていたよ、と教えてくれました。あの凄さを分かってくれる人がいて嬉しい。やはり私の好みはイギリス人と似ているような気がする...。

思いを背負って

13%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%89%8D100%EF%BD%8D_resize.jpgマラソンとは全く関係なのない私が意外な所でちょっと関係を持つ事が出来ました(笑)。
1月に釜石でご一緒した方の中ににフルマラソンを走った事のある方が二人いらっしゃいました。一人の方は、毎朝4時にむくっと起きて真っ暗の中、走りに行っていました。そしてもう一人のMさんは一昨日行なわれた東京マラソンに出場。釜石にいる間に、ベースキャンプの皆がサインしたカリタス・ジャパンのTシャツを着て、無事完走の報告が入って来ました。自分が走った訳ではないのに何だか自分も完走した気分に(笑)。皆の思いを背負って走って下さったMさんに感謝。

気迫

野球が特に好きな訳でもないが、新聞やテレビでWBCの事が最近良く目に止まる。

14対2のコールド勝ちから一転、0対1で負けてしまった裏にある両チーム選手の心情を考えると面白い。日本が勝った翌日の練習風景が出ていたが、皆やはりハイ状態のままで、「次、どうなんだろう...?」と思っていたが...。韓国側のその負けた翌日の練習風景も見てみたかった。

それにしても、最初の試合でイチロー選手がバッターボックスに立っている正面から映した姿を見た瞬間に、「凄い!」と思ったものです。「巨人の星」の目の中の炎どころではない、体中がメラメラとオーラを放っていたように感じました。顔も全然違っていた。凄い才能があるだけでなく、自分をああいう状態まで持っていける所が素晴らしい。

MVP

Basketball%20Game_resize.jpg今日は生徒のE君のバスケの試合を観に、逗子アリーナまで。小学生としては最後の大きなリーグ戦大会の最終日という事で、応援に行く事に。

子供を観ていて凄いと思うのがやはり本当に全力を出し切っているという事。とにかく走るのも投げるのも、全力投球。見ていて気持ちがいい。そして全力投球だからこそ進歩も凄い。E君、観る度に上手くなっていて技も色々としてくれていました(笑)。観ていて本当に楽しかった!

%E8%A1%A8%E5%BD%B0%E5%BC%8F_resize.jpgそして、結果は見事に優勝!最後の大会を優勝で飾れた瞬間をE君の家族と一緒に過ごせて本当に幸せでした。

試合が終わり、表彰式が1時間後という事でE君にお祝いも云えたので、いつもだったらここで帰る所だが、今回は残る事に。今までのE君を見たり、聞いたりして来ただけに、今日はその最後を飾る表彰式まで見たかったし、何かそこの場所にその時にいるべきという思いが働いていた。

そして、表彰式。優勝したE君達のチームはメダルや賞状をもらい、3位までのチームも表彰されると、今度は最優秀選手賞ーMVPが読み上げられる事に。これはこの場で名前が読み上げられまで、誰が取ったか分からないので、会場がしーんと静まり返る中、読み上げられた名前が

E君だった!

E%20%E3%81%8A%E7%A5%9D%E3%81%84%EF%BC%92_resize.jpgもう本当に大大大感激!!!!!出来過ぎのような最終結末だったが、意外な事に驚きはなく、「本当に良かった!」という静かな感動に浸っていました。本人もとっても感激していたようで、とっても嬉しそうだった。こういう時の子供の純粋な喜びの笑顔は何ともいえない。

こんなに貴重な瞬間を共に過ごせた事に本当に感謝。少し早い、神様からの素敵なクリスマスプレゼントを頂いた気分になった一日でした。

←なんていい笑顔なんでしょう!

ゾーン

NHKでやっている爆笑問題の「日本の教養」。本当に毎回面白くて,真剣に見入ってしまいます。今日はスポーツ心理学の第一人者との対談。音楽はスポーツと共通するところが多く、ロンドンにいた時から、色々な人からスポーツトレーニングに関する本等を薦められて読んだり、コンサートに向かう精神的な準備を試合やレースに置き換えて考えさせられたりしているので,今日の番組は本当に共感する所が多かった。
 

スター選手

collins.jpg以前のブログにも登場したC家。お子さんが二人ともピアノのレッスンに来ているだけでなく、同じ教会に行っているので週に3~4度会うこともあります。鎌倉では一番一緒に過ごしている時間が多く、心の中の大きな位置を占めています。
 E君はバスケに夢中。私も今は引退してしまったバスケのスター選手、マイケル・ジョーダンが大好きで、E君が風邪ひいた時にマイケル・ジョーダンのビデオをお貸ししたのがきっかけで、それ以来E君にNBAの最新情報を教えてもらっています。

そんなE君が今日はリーグ戦の3位決定戦があるということで、「もし勝てば一緒にお祝いに焼肉を食べに行きましょう!」、と誘ってくださいました。本当は試合も見に行きたかったが、どうしてもこなさなくてはいけない練習があり、「勝ちますように!」とお祈りしながら、報告の電話を待っていました。(負けた場合はなし、という事だったので...。)

午後中は久しぶりに集中した練習。そして、6:30に電話があり、「勝ちました!!!」の嬉しいご報告。練習も十分できたので、私も充実した気持ちで焼肉やさんへ。