3ヶ月
震災から3ヶ月。
12日に近くの鶴岡八幡宮でまた東北大震災のための祈りの祭事、法要がありました。今回は八幡宮と奈良の東大寺の合同祈式。夕方の6:30から2時間強。神道のお祈りは15分もなかったと思うが、東大寺のお経は1時間近くに及んでいたように思う。
最初は一つの字をえ〜んえんと延ばして、とてつもなくゆ〜っくりと始まり、だんだんとテンポが速くなって行って、やっと云っている事が解釈出来るくらいの速さに。最後は速過ぎて全然聞き取れなくなるくらいに。おまけに、途中で札みたいな物を投げたり、10人近いお坊さんがそれぞれ勝手にお経を唱えながら、大きな蛇腹になっているもの(お経が書いてあるのだと思うが)をセンスのようにぱらぱらと凄いスピードで開いたり、閉じたり。物珍しい事をいっぱいやっていたので、一種のパフォーマンスを見ているようでした。日本人の私でも興味津々。今回のお祈りは大災害の時に捧げるものだそうで、前回は何百年か前に唱えられたそう。ちょっと客観的にこの光景を見てしまっていたのだが、実際に地震について触れるお祈りを捧げる時に、それまでリズミカルにお経の波のように聞こえていた言葉が途切れだした時がありました。「?」と不思議に思っていたら、その内、鼻をすする音も交じって来ました。姿は見えない位置に立っていないので、何とも言えないが、住職さんも感極まってしまったのだと思います。
全国のあらゆる人の思いが、少しでも早く復興を実現する活力となりますように...。
今日はバイオリニストのイヴリー・ギトリスさんのコンサートに行って来ました。
それにしても、今回のコンサートではプログラムにも被災地への訪問、慰問演奏の模様が書いてあったり、会場に写真が置いてあったり。コンサート内で「色々話したいけど、感情的になっているから後で話す。」と何回もいいながらも結局最後まで地震の事については一言も話さなかった。こんな凄い巨匠と一緒にしてはいけないのかもしれないが、勝手にニューヨークのリサイタルで話をしたら弾けなくなってしまった自分と重なって、救われた思いがしました。(実際は全然違うのかもしれないけど...。)