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カテゴリ "自然" のアーカイブス

宇宙の匂い

昨日、イギリスの友人がニューヨーク在住の日本人の画家Makoto Fujimuraさんのリンクを送ってくれたのだが、Fujimuraさんのインタビューがとても興味深く、色々と考えがどんどんと発展していきました。

鎌倉に住んだ事のあるFujimuraさんが鎌倉の海の「匂い」について語っていて、それが結構強い匂いだという事をコメントしている。確かに鎌倉の由比ガ浜の海は狭い湾になっているせいか、他の海に比べてとくに潮の匂いが強いように思う。Fujimuraさんが自分の描いた絵を前に「この絵からはその鎌倉の海の匂いがする」と語っていて、それがとても印象に残り、今日になって色々と考えているうちに急に「宇宙ってどんな匂いがするんだろう?」と考え出しました。今まで考えた事も無かったので何となく無臭のイメージがあったのだと思うが、そのうち「花みたいな甘い匂いだったら素敵だな」とか「臭い強烈な匂いだったら嫌だな」とか考え始め、どうにも気になり出した。でも、人間は宇宙服でしか外には出れないだろうから、宇宙の匂いは人間には永遠に嗅げないものなのかな、と思ったり。

そこで、さすがはインターネット。全ての答えが載っていました(笑)。まずは宇宙服問題だが、外で作業した後に宇宙服に宇宙の匂いが染み付くらしく、宇宙ステーションに戻って来た時に宇宙の匂いがするらしい。
そして、なんとなんと、NASAの宇宙飛行士によると、宇宙はラズベリーに似た、甘い金属の匂いがするらしい!宇宙が甘い匂いがするなんて、なんて素敵なんだろう。
今日の大発見でした(笑)。

秋本番

%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%80%80%E8%A3%8F%E9%81%93_resize.jpg今週の火曜日。駅に行くのに裏の小道を自転車で走っていたら、今年初めてのキンモクセイの香りがしていました。おまけに鎌倉だけなのかと思いきや、六本木の生徒さんの家まで歩く途中でも香っていました。自然界は想像しているよりはるかに大きなスケールで動いているんだな〜と実感しました。

そして、木曜日の台風の日。とてつもない風が前日から吹いていたのと、キンモクセイも咲き出したばかりだったからだと思うが、鎌倉中キンモクセイの香りがしていました。家の庭にはキンモクセイは一本もないのだが、玄関を開けた瞬間から強烈ないい香りが。本当に幸せな気分になります。

実はキンモクセイはあまり外国では今まで出逢った事がないので、自分の中では日本独特の香りと思ってしまっています。春の到来を知らせてくれる梅の香りと同様、秋の到来を知らせてくれるキンモクセイの香りは本当に大好きです。

いよいよ秋本番。リサイタルに向けて多いに張り切っています。

虫も食わぬ

ニュース番組の中で遺伝子組み換え作物の特集をやっていた。世界規模での悪天候のために世界的に食料を安定的に供給することが難しくなっているらしく、遺伝子組み換えされた作物が相当に浸透しているらしい。小麦の生産国第一位のアメリカでは2000年には5%足らず(少し記憶が怪しいが、一桁だったように思う)だった作付け面積が今ではなんと80%にまでなっているという。世界中の人々を食べさせて行くためには必要なことなのだろうが、やはり自然でないものには不安があります。


完璧

%E8%91%89%EF%BC%92_resize.jpg花が大好きだが木や葉の美しさにも惹かれます。今日の生徒のレッスンに行く道沿いに咲いている、二週間前のブログに登場した紫陽花の写真を撮ろうと思ったら、その家の前で工事をしていて録れませんでした(涙)。残念に思っていたが、少し先を歩いていたらとてもきれいな葉の植物に目が止まりました。花も美しいが、葉っぱもつくづく、「よくもこんなに完璧に生えて来るものだ!」と感激してしまいます。自然は本当に美しい!

ホタル

今、鶴岡八幡宮でホタル祭りをやっています。確か3〜4年前から始まった比較的新しい行事だが、毎年とても楽しみにしています。本堂の階段の脇の池に蛍を放生した後、一週間くらいは見れます。昨年までは池の周りに通路を作っていて、そこから池全体を見渡す形だったが、今年は池に橋を掛けて、真ん中で見られるようにしているので、水に囲まれている感じになります。(おまけにこの橋は檜で作られているようで、檜のいい香りの中でのホタル鑑賞です!)

梅の花

%E6%A2%85_resize.jpg庭の梅の花がやっと咲き出した。ちょうどベランダの目の前にこの梅の木があるのと、近所にもいっぱい咲いているので、サッシを開けると花の香りがわーっと押し寄せてきます。アルコールを含んでいるような独特の深みのある香りです。
 ピアノの前に座りながらもこの梅の花が見えるですが、春ももうすぐ、と思えてとても嬉しくなります。

ボケ

%E3%83%9B%E3%82%99%E3%82%B1_resize.jpgボケの花が売っていた。なんで「ボケ」なんて名前付けちゃったんだろうと、思ってしまうが確か何か理由があったような気がする。それにしても、この花はこのネーミングで相当損しているように思う。ネーミングからいったら「たんぽぽ」なんて凄く得していると思う。花自体はそんなに特別じゃないのに、なんとなく名前を聞いただけで、ほのぼのとした気持ちになる。そんな事を考えていたら、確かシェークスピアが「薔薇は薔薇という名前がついていなくても香しい」というような事を詩の中で(ロミオとジュリエットだったような気もする...)云っていたのを思いだした。
 それでも、やはり「ボケ」は名前だけで何となく親しみが湧かない...。ちょっとかわいそう...。