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July 2010

中国旅行記:色々

あまりというか、ほとんど観光というものが出来なかった今回の中国の旅だったが、色々と目にした面白い光景を写真に録ってみました。かなり「!」と「?」を経験出来ました(笑)。
Chingtao%20fixing%20car_resize.jpgChingtao%20shoes_resize.jpgchingtao%20reading%20book_resize.jpg
(左)かなりの大通りで車がびゅんびゅん走っている所で車の修理を。。。
(中)靴だけが。。。当たりには人っこ一人いない。。。
(右)歩道の真ん中で本を読む人。本を覗き込んだら漢字ばかり。当たり前だけど(笑)。

とっても中途半端な旅行記になってしまったけど、ここで明日からロンドンに行ってしまいます。なので、中国旅行記はここまで。。。
中国はクラシックの香りは日本以上にしないが、情熱や人の持ち得るエネルギーや自己表現(自己主張?)と云う意味では本当に共感出来る事がいっぱいあってとても居心地が良かったです。思わぬきっかけで今回中国に行けて、本当に良い経験が出来た事に大感謝でした。

中国旅行記:心配...

piano%20moving1_resize.jpg中国にいる間に色々とびっくりする事があったが、その中でも人ごとではない心配になってしまった驚きが...。

ホールの中でのイベントが終わって、人も全員はけた後にちょっと会場を覗いてみたら、男の人が数人、ピアノの周りで話し合っていました。舞台からどのようにしてピアノを降ろそうかと話しているらしかったが、見るからに皆目見当がつかないらしい。
Pianomove_resize.jpg道具も何もないので、力だけで降ろそうというのがこっちにも伝わって来てしまったが、ピアノの支え場所さえも分からない様子(汗)。日本で一度愛器のピアノの足を折られた事があって、本当に自分の身体を傷つけられたような感覚があったのを覚えているだけに、その場を見て見ぬ振りをして立ち去る事は出来なかった。

中国語も話せないのに、「ここを支えて」とか「こっちから順番に」と指示をし始めてしまいました。今思えば、何者かも分からない小さな外人の指示をよく素直に聞いてくれたと思うが、結局はピアノは無事に下に降ろす事が出来て、ほっとしました。

相当珍しい光景を目にしました(笑)。

中国旅行記:小さな傾斜

%E9%9D%92%E5%B3%B6%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%91_resize.jpg今回は青島大学内のホールを使ってのイベント。
多目的ホールだったが、空調もあり、照明も整っているし、椅子もとっても快適。イタリアの夏のコンクールで空調のないホールで何度か弾いた事があるが、汗だくだくになりながら弾いた事を覚えているし、%E9%9D%92%E5%B3%B6%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%92_resize.jpg友人も、ヨーロッパのどこかの小さなホールで弾いた時に額の汗が目に入って、コンタクトをしていたので、しみてしみて目が開けられなくて大変だった話も聞いた事がある。それに比べると、中国は随分と進んで来てしまっているんだな〜と感心してしまった。

面白いのが椅子の並べ方。少しずつ後ろにいくに従って傾斜はあるのだが、その傾斜がとっても小さい。考えてみたら、中国の人民大会等の映像を見ても、顔の上半分だけが見える程度に段差がついている。ホールに入ると、それと全く同じ雰囲気を醸し出していました(笑)。

中国旅行記:刀鮮

%E5%88%80%E9%AE%AE_resize.jpg青島にいる間に様々な美味しいものを頂いたが、中でも一番のヒットが「刀鮮」と云う貝。青島の名産らしいが、貝なのに鶏肉のように肉厚で海老のようにプリプリとした食感。貝自体は桜貝のようにとっても薄いので、どうやってあの貝の中にあんなに大きな身が入っているんだろう?と不思議でした(笑)。味付けもニンニクが利いていて何とも美味しい!
 
もともと貝にあまり興味がないので、最初は味見に1個だけお皿に取ったのだが、あまりの美味しさにその後何度もおかわりしてしまった。数日後にまたこの刀鮮のお料理が出て来た時には、周りの人に「ほら、Mihoの好きな貝が出て来てたよ。いっぱい取りな!」とまで云われてしまった(笑)。あの貝が次に食べれるのはいつだろう...?

中国旅行記:贅沢

%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%B3%E5%88%BA%E8%BA%AB_resize.jpg青島滞在中に一回だけホテルの外のレストランに招待されました。
店構えは派手派手で、日本や西洋での高級になれば高級になるほどシックな感じになるのとは真逆の雰囲気だが、出て来る料理はこれでもかという位に豪華版。

%E3%83%95%E3%82%AB%E3%83%92%E3%83%AC_resize.jpgフカヒレのスープも一年分のコラーゲンをこの一皿で取れたんではないかと思う位のドンブリで来ました(笑)。色がどぎつくて味が心配だったが、食べてみると何ともお上品な味でペロリとみんな平らげていた。オーストラリア産の伊勢エビやサーモンのお刺身、そして神戸牛のステーキなど、単品でも滅多に食べられないものをこの一食でいくつも堪能してしまいました。

何とも贅沢な思いをさせて頂きました。
                           特大フカヒレスープ、(笑)

中国旅行記:中華三昧

%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E5%86%86%E5%8D%93_resize.jpg今回はホテルから殆ど出る事がなかったために滞在中は三食、地下の食堂で。もちろん中華しか出て来ない。しかし、飽きる事ももたれる事もなく、出て来るもの出て来るもの全てが美味しかった。
 日本で食べる中華は何なんだろう?と思わせるくらいに全てが新しい発見で毎回の食事がとにかく新鮮。食事の最後に必ず出て来る水餃子以外は見た事も食べた事もないものばかり。野菜も調理が上手いせいか歯ごたえや味が生き生きしている(笑)。中国三千年の歴史に恐れ入りました。
 おまけに円卓で好きなものを好きな量だけ取れるので食べ過ぎるという事が決してないだけでなく、五日間いる間にデザートなるものは一度も出なかった。%E7%94%9F%E3%81%91%E7%B0%80_resize.jpg凄い甘党だがあまりに食事が美味しいので、二日目からは甘いものも欲しいとも思わなくなった。日中は仕事でおやつも食べる暇も買える場所もなかったので、それはそれは健康的な食生活をしていたように思う。体も喜んでいて、終止体がとっても調子良かった。

日本に帰って来てからもどうにかこの食生活を取り入れようとしたのだが、日本は誘惑が多すぎる(笑)。帰って来た当初はケーキを見ると「身体に悪そう」とまで思うようになったのだが、今では何の迷いもなしに食べられます(笑)。残念。。。

          ホテルの食堂なのに生け簀完備→

中国旅行記:硬い...。

                           バスルームのセンスもいい
%E9%9D%92%E5%B3%B6%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0_resize.jpg今回の旅は本当に仕事一色だったので、ホテルに缶詰状態。青島大学内のホテルだったが、ホールもホテルと同じビルにあったために一歩も外に出ない日もあった(笑)。フロントで日本語はもちろん英語も通じないのはちょっと不便したが、基本的には私自身はあまり困る事がなかった。強いていえば、テレビの使い方が分からなかったので当てずっぽうで3日目にやっとチャンネルを変えられるようになったくらい(笑)。鍵が開かなかったり、トイレの水が流れなかったりという人もいたので、かなり大変だったと思う。

%E9%9D%92%E5%B3%B6%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89_resize.jpgホテルの部屋は壁紙が剥がれてたり、塗装が「?」と思う所もあったりしたが、基本的にはとても清潔で快適でした。冷蔵庫もポットも洗面道具一式もあるし、中国茶セットも完備。一つだけ驚いたのはベッドの硬さ。「板?」と最初座った時にびっくりしたが一応マットレスになっている。最初は「板」と思っていたがそのうち「岩」のように感じて来た。ベッドに入った時のリラックス感が全くない。そして寝ても寝返りを打つ度に体のあちこちが当たって痛い(笑)。

次の日に、早速他の人達ともその話になったがアメリカ人は「硬い方がよく眠れる。昨日は熟睡した」という人もいれば、オランダ人は「あんな硬いベッドじゃ全然寝れないよ。昨日は2時間も寝れなかった」と云っていた。

健康にはいいような気がするが、寝る時もなんだか鍛えられている気がして、ここにも中国のパワーの源があるのかな〜と感心してしまいました(笑)。

中国旅行記:お茶

%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%8C%B6_resize.jpg中国に行く前に上海に行った事のある従妹から色々と話を聞いていました。
腰を抜かす光景をよく目にする、と云っていたがその中の一つが「中国はとにかくお茶なんだよ」という話。マイボトルにお茶を入れて新鮮なお湯を注ぐという話だったが、そのマイボトルがネスカフェの空き瓶でお茶っ葉が口に入るのもお構いなしだったりする話を聞いて大笑い。確かに空港に着くなり、あちこちに水飲み場ならぬ、熱湯注ぎ場があって「こんなの飲めないよ〜」なんて思っていたが。

そして、空港からホテルに着くと今回のイベントの受付に10人近くがテーブルを並べて座っていたが、同じ数のマイお茶ボトルが見事に並んでいた(笑)。ネスカフェの空き瓶はさすがになかったが、透明なプラスチック製で結構1リットルくらい入る大きなもので、それぞれに入っているお茶っ葉も違っているよう。クコの実が入っていたり、白い綿帽子のようなものが入っていたり、きっと好みや体調に合わせたお茶(漢方?)なんだろうな〜とつくづく感心。

ホテルの部屋にもお茶の葉(ジャスミン茶、鳥龍茶など)が3缶も置いてあったし(またこれが美味しい!)、食事の時ももちろんだが、仕事中もとにかくお茶。マグカップにお茶っ葉が入れてあって、沸き立てのお湯を注ぎに来る。それも定期的に来るのでいつでも新鮮なお茶が飲める。日本ではキンキンに冷えたものを飲みたくなりがちだったが、つくづくこれはいい習慣だな〜と思って、日本に帰って来てからも出来るだけ温かいお茶を飲むようになりました。体にはつくづく良いような気がします。

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