せんはうたう
絵本が好きで本屋さんでよくチェックするのだが、最近出逢って一目惚れした本が詩:谷川俊太郎さん、絵:望月通陽さんの「せんはうたう」。詩も絵も装丁も素晴らしく、本当に手に持った感触すらも愛らしい。
毎週、生徒さんのレッスンで行っている下北沢にある本屋さんで見付けたのだが、ここ3週間連続でこの本を購入している(笑)。お店の方が「この本、素敵ですよね。この本を出した会社がこの上の階にあるんですよ」と教えてくれました。色々と興味を持ってその出版社を調べてみると、この本を作りたいがために女性の方が一人でいきなり出版社を立ち上げたらしい。それほどにこの本は作られる前から凄い力を持っていたんだな〜と思う。
そして、出版社の紹介文を見ると「大切な人にプレゼントしたくなる本を作りたかった」と書いてあった。私も一冊目は自分のために買ったのだが、結局それも急に人に差し上げる事になり、そして、その後の2冊も、どうしてもプレゼントしたくなってしまってまた買ってしまった。
とにかくほのぼのとして、幸せな気持ちにさせてくれます。
とても繊細で夢のような詩なのだが、実は凄く真実もついているからこそ、こんなに魅了されてしまったのだと思う。
「うたにひっぱられて、こわいけど、ほしにあいにいきます。」という一編があり、これは「こわいけど」という言葉も含め、本当に的確に音楽の事を表しているよう思う。谷川さんはピアノは弾かれるのかしら...?絵の方はピアノを弾いている絵なのだけど、谷川さんは聞いている側として書いたのだろうか。でも、弾く側の心理/真理をもまさについているのだ。
今、手元に本が無いのでおぼれげにしか覚えていないのだが、その前の一編が「ぴあののなかで うたはまっている つきとデートするよるを」のような事が書いてあって、これも人によっては空想/想像の世界と思われてしまうのかもしれないけど、音楽の世界は宇宙と現実的に繋がっている感があり、感覚的に凄く現実味があります。こんな風に書くと、相当とんでいる人と思われてしまいそうだが、あの「せんはうたう」の本は私にとっては全然夢物語ではなく、とても現実的に感じるのです。本当に谷川俊太郎さんは素晴らしい!
この本、2年程前に出たものらしいが、街の本屋さんで見掛ける事はなく、こうして出逢えた事に大感謝です。
旅行で長いフライトになると、いつも叔母が「飛行機の中で読めるように」、と本を何冊かプレゼントしてくれます。人が選んでくれた本は、自分では思いも付かないものだったりするので色々と発見があり、とても楽しい。
『天使と悪魔』という本を読み終えた。『ダ・ヴィンチ・コード』で有名になったダン・ブラウンの2作目、主人公ラングドン・シリーズの第一作目である。(『ダ・ヴィンチ・コード』の前に書かれた本です)『天使と悪魔』も宗教と芸術の密接な関わり合いを浮き彫りにしていて、とても面白い。これにさらに科学が関わっているので相当手が込んでいる。生徒さんのお母様が薦めて下さり「『ダ・ヴィンチ・コード』は最後でがっかりしてしまったけど、これは最後の最後まで期待を裏切らなかった!」と仰っていらした通り、本当に最後まで裏の裏をかかれた(笑)。