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虫も食わぬ

ニュース番組の中で遺伝子組み換え作物の特集をやっていた。世界規模での悪天候のために世界的に食料を安定的に供給することが難しくなっているらしく、遺伝子組み換えされた作物が相当に浸透しているらしい。小麦の生産国第一位のアメリカでは2000年には5%足らず(少し記憶が怪しいが、一桁だったように思う)だった作付け面積が今ではなんと80%にまでなっているという。世界中の人々を食べさせて行くためには必要なことなのだろうが、やはり自然でないものには不安があります。


 特に気になったのが、遺伝子組み換えしてある植物とそうでない植物を並べて、害虫に食べさせるという実験を見せてくれていたが、遺伝子組み換えしていない方は葉の形がなくなってしまう程に食われているのに、遺伝子組み換えをしたものには見事に害虫が寄り付きません!それが、もちろんメリットだからわざわざ導入しているのだろうが、虫さえもが本能的に食べない作物を人間が食べて大丈夫だとはどうしても思えないのは私だけかしら?

 おまけに、遺伝子組み換えをした小麦に虫がいかなくなると、それらの虫が一斉に大豆の方に行ってしまう危険性もあるというから、どうにもこれがいい方に進んでいるとは思えません...。じゃ〜、どうすればいいのという事になってしまうのだが...。疑問に思うことしか出来ない自分の無力さが悔しい...。

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