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言葉が戻って来た

Flowers2_resize.jpg久しぶりのリサイタル。終わってからはあらゆる感情が交錯していたのだが、一週間近く経って、やっと普通の人間に戻って来た感じがします。

面白いもので、コンサートまで、練習含め、色々としなくてはいけない事が多かった事もあるが、やはり言葉でなく、音楽に集中していくうちに、どんどんと言葉が無くなっていた気がします。なので、ブログも全然書く気持ちにもなれず。。。

やっと普通の人間に戻って来て、言葉も出て来るようになって来ました。昨日はテレビで触発される事が多く、久しぶりにブログを凄く書きたくなりました。

朝はNHKの谷川俊太郎さんのインタビュー。心に響く言葉が多く、今の空っぽの心にどんどんと染み込んで行きました。

そして、夜中にたまたま付けたテレビ。Mr.Children(ミスター・チルドレン)というバンドの密着ドキュメンタリー。途中からだったのだが、本当にあらゆる事に感動し、勇気づけられました。
邦楽ポップスはほとんど聞かないので、Mr.Childrenも初めてちゃんと聞いたのだが、メインテーマとなっていた歌「Starting Over」という曲がまさにここ数カ月の自分の心境を痛くついていて本当にびっくり。
歌詞をちょっと引用させて頂くと:
 
「Starting Over」

肥大したモンスターの頭を
隠し持った散弾銃で仕留める
今度こそ 躊躇などせずに
その引き金を引きたい

あいつの正体は虚栄心?
失敗を恐れる恐怖心?
持ち上げられて、浮き足立って
膨れ上がった自尊心?


さぁ、乱れた心を整え
指先に意識を集めていく

僕だけが行ける世界で銃声が轟く
眩しい 儚い 閃光が駆けていった

追いつめたモンスターの目の奥に
孤独と純粋さを見付ける
捨てられた仔猫みたいに
身体を丸め怯えてる

あぁ このままロープで繋いで
飼い慣らしてくことが出来たなら

いくつもの選択肢と可能性に囲まれ
探してた 望んでた ものがぼやけていく
「何かが生まれ また何かが死んでいくんだ」
きっとそこからは逃げられはしないだろう

穏やか過ぎる夕暮れ
真夜中の静寂
またモンスターが暴れだす
僕はそうっと息を殺し
弾倉に弾を込める
この静かな殺気を感づかれちまわぬように

今日も 僕だけが行ける世界で銃声が轟く
眩しい 儚い 閃光が駆けていった
「何かが終わり また何かが始まるんだ」
こうしてずっと この世界は廻ってる
「何かが終わり また何かが始まるんだ」
きっと きっと

一文一文が本当に胸に突き刺さる。この「モンスター」が本当にやっかいもの。自分にしか見えない/行けない世界に行くには必要なプロセスなんだろうけど。。。見えて来る光りも凄いんだけど、負の感情との闘いも激しい...。

あらゆる感情に振り回され、終わってからもまた色々と思うことはあるが、「コンサート」として最後に残るのは感謝の気持ちです。今回も本当に多くの方に支えられ、そして聴きにいらして頂いたお客様お一人お一人に感謝の気持ちでいっぱいです。

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