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魂の活性化

                               美しい二人!
Midori%26Rose_resize.jpg久しぶりのブログになってしまいました。アメリカの事も色々書きたかったし、帰って来てからも色々と刺激を受ける事が多くて、書きたい事はいっぱいあるのだが...。

最近のピアノ/音楽の追求傾向としては、出来る限り自分の感じる事や思う事を、感じるままに思うままに、言葉にしたくないという事もあって、それもブログを書かない原因の一つにはなってしまっているのだが、今日はそれでも、書きたい気持ちの方が大きくなりました。

今日は友人のMちゃんがイギリス在住のヴァイオリニストとのコンサートがあったので、三鷹まで。ヴァイオリニストのローズ・シェンさんは弱冠21歳。事前にMちゃんから「凄い!」と聞いていたのだが、本当に素晴らしかった!楽器を完全に弾きこなしているからだと思うのだが、ただただ聞こえて来るのはヴァイオリンの音色ではなく、「音楽」。これこそが「音楽」なんだという事を思い出させてくれて、本当に嬉しくなりました。Mちゃんの貫禄あるピアノとのコラボレーションで本当に聴き応えのある素晴らしいコンサートでした。

おまけだが、終わった後にイギリスから付いて来たローズちゃんの先生とお話をする機会があったのだが、ローズちゃんとは違って「音楽」が聞こえて来る演奏家は本当に少ないと嘆いたら、それは今に始まった事ではなく、ヨアヒム(ブラームスと同時代のヴァイオリニスト)もそれを嘆いていた、という話やモーツァルトがロンドンやウィーンの観衆をどのように思っていたかの辛辣な感想など、初めてお会いしたのに、それはそれは内容の濃い15分を一緒に過ごす事が出来ました。

魂が活性化された、とても充実した土曜日の午後になりました!

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