ヨーロッパの香り
今日は知人のピアノ・デュオのコンサートに。モーツアルトからシューマン,ドビュッシー、ドヴォルザークと幅広いプログラム。ピアノ・デュオ(連弾)はアンサンブルの中でもとっても難しいと思っているものです。同じピアノで隣り合わせで弾くと,一人一人の個性が顕著に際立つので,一つの音楽を作るというのは至難の業。しかし、今日のお二人の演奏は音がとてもよく合っていらしたので、逆にそれぞれの個性が生かされて、楽しく聴く事ができました。
先日,ロンドンから来日していらした、私の大学時代のF先生のレッスンを受けていらしたそうだが、随所にF先生の音色やフレージングを聴き取る事が出来て、とても嬉しくなりました。
日本の日常生活ではなかなか感じられない「色香」が漂っていて,ヨーロッパの華麗さを思い知らされました。自分が今作り上げているプログラムの足りない所を見せつけられた思いです。ピアノの調子はとってもいいので、新しい課題が出来て、明日の練習が楽しみです。