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クワイア・ボーイズ

月曜日からBS7チャンで4夜連続で「クワイア・ボーイズ」というドキュメンタリーをやっている。音楽と歌の力に情熱を持っている若い先生が音楽にあまり感心のないランカスター(ラグビーで有名)の男子校に出向いて合唱団を立ち上げて、その合唱団をロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートまで導いていくという番組。

とにかくこの先生Gareth Maloneの情熱が凄い!本当に音楽の力を信じていて、その情熱が子供達に感染して行く過程がまざまざと伝わって来る。まず、一番最初の基本が「楽しい」かという所がイギリスらしい。とにかく小さい頃から自立心の強いイギリスの子供は自分が興味を持たないものには見向きもしないし、無理矢理やらせるというのは問題外。なので、最大の難関は音楽の楽しさ、素晴らしさを分かってもらう事。最初から歌うのが好きな子達もいれば、断固拒否、時間の無駄と思う子もいる。この先生の凄い所は、興味のない子達にも音楽のあらゆる可能性を見せて、その子達が引っ掛かるものを模索しながら探し出して、自分との信頼関係を築き上げた上で合唱団に引き込んでいくのです。合唱団は最終的に100人近くになるが、本当に一人一人の子供に気が行き届いていて、教師のあるべき姿を見せられて感動してしまいます。

楽しいだけでなく、興奮したり、緊張したり、自信がついたり、さらに上手になるために努力をおしまなかったり、と本当に音楽を通して人として成長していく素晴らしさを存分に見せてくれています。

私にとってのもう一つのおまけがこの先生が取り上げている曲の一つ。「Fields of Gold」という歌だが、私の大好きな曲でいつもコンピューターの前にいる時に聴いている曲の一つです(笑)。この番組を見て初めて知ったが、スティングの書いた曲だそう。私はEva Cassidyが歌っているのがお薦めです。(YouTube →Eva Cassidy's Field's of Gold)

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