懐かしい音
来週のランチタイムコンサートまで後一週間。
このところひどい風邪をひいてずっと調子が悪かったのだが昨日位からやっと元気になり、練習もバリバリと出来るようになって来ました。今回の風邪は咳がひどく、普段練習の時にいかにお腹に力を入れているかを実感。息が深く出来ないと全然お腹に力も入らないし、馬力も持久力もないので、全然大曲が大曲でなくなってしまう。やはり大きな曲はよっぽど元気じゃないと弾けないんだな〜とつくづく感じてしまいました。考えてみれば、曲中にあるエネルギーは自分が作り出さなくてはいけないので、そのエネルギーが作り出せないと結局スカスカの音楽になってしまって、音は一生懸命弾いていても感じるものが全然違う。風邪をひいていた時に録った録音は本当に演奏の善し悪しとは別に全く腰の抜けた音楽になっていました。元気になって良かった。。。本当に健康は感謝です。
今日は南麻布の会場でのリハーサル。1920年代のニューヨークスタインウェイのピアノ。昔弾いていたピアノと形もとてもよく似ていて親近感を持っていたが、今日初めて弾いてみてびっくり。弾いた感触も出て来る音の響きも昔のピアノにそっくり!!懐かしい感じがしました。小さいピアノなのに響きが豊かで、温かでとっても弾きやすい。来週のコンサートがとっても楽しみになって来ました。