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冬の効果

Feb18%20Piano_resize.jpg毎日寒い日が続いていて,寒さが苦手な私としては本当に春が待ち遠しい。
しかし、この冬の寒さと乾燥にはひとつメリットがあります。

ピアノの置いてある部屋は夜の間冷えきってしまうので、練習を始める20〜30分前から暖房を付けて置きますが、今の時期,最初に音を出した時に毎日驚くのが音の「鳴り」の良さです。本当に「カーン」と鐘を鳴らしたようにスカッとした音が出ます。部屋は暖まっていても、楽器はまだ暖まっていないので、鍵盤の隙間から冷たい空気が出て来るのが手に感じられます。ピアノがまだ冷たい状態の音はやはりキーンと張りつめているような感じです。空気の乾燥状態だけではなく、気温は大きく音に関係しているように思う。
 
 

 フルートやオーボエのように息を吹き入れたり、手で楽器を温めてあげたりする事は出来ないので、ピアノは弾いて温めてあげる事しか出来ませんが、弾いていくうちに徐々に音も柔らかくなっていきます。そして、乾燥しているせいで、音が柔らかくなっても、重くなる事がないので、本当に澄んだ音が出しやすくなっていて、とても練習しやすい。ヨーロッパの気候の中で作られた音楽の音質や音色を探すのには今の時期が一番無駄な労力を使わずに見付けられるように感じられます。寒いのは嫌だが、この時期を最大限に利用しなくては!

追記:インターネットがやっとまたつながりました!やはりブログも日常生活の中で書かないと一貫性がなくなってしまうような気がします。復帰して嬉しい!

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