Thoughts

リズム

                           メシアンのインドのリズム表
Rhythm_resize.jpg昨日聴きに行ったKさんのリサイタル。前半はO.メシアンの「火の鳥」の演奏とKさんと作曲家・音楽学の丹波明氏との対談でした。丹波さんはメシアンの直弟子だったという事で、とても興味深い話を色々として下さいました。やはり音楽家としてではなく、実生活での話を聴くととても親近感が湧いてきます。

メシアンの音楽観の話もとても面白かったのですが、その中の一つがリズムに関するものでした。メシアンが日本に来日した時に、あらゆる地方の鳥の鳴き声を録音して収集していたというのは聞いていたが、実はインドでは色々な場所で使われている「リズム」を収集したという事です。そして、その集めたリズムの種類の数が120種(!)。
                             

 実は私はこのインドのリズムの話を何年か前にインド人の打楽器奏者から聞いた事がありました。120という数字は記憶には残っていなかったが、その数の多さに当時もびっくりしたのを覚えています。おまけにそのリズムの一つ一つを論理的に教え始めてくれました(笑)。
 たまたま友達が誘ってくれたお誕生日パーティーの場でこのとても難しい話に入り始めちゃったのですが、場も場だった事もあり、理解するには至りませんでした(笑)。
 しかし、理論とは別に、彼が刻んでくれたリズムはとても心地よくて、凄く心魅かれるものがありました。

彼はどんな音楽とも演奏出来ると云っていて、ピアノともやりたいね〜という話になりました。私は完成されているクラシックの曲にわざわざ手を加えて、いじくりたいとは思わないのですが、当時バッハだったら出来るかな、と思いました。

「コンサートしましょう!」といって消える話は五万とあるので実現する可能性は少ないのですが、バッハのゴールドベルグ変奏曲を練習しだしてから、そのインドの打楽器とやるのにぴったりかも、と思っていました。昨日の話で急にこの事を思いだしましたが、いつか実現するかしら...。

entries

categories

archives