Thoughts

夏:幸せ

                            ラヴェルのガスパールを
                           さらっと弾いてくれた(笑)
Erik%20playing_resize.jpgErikとは実は2つのコンクールで一緒になったのがきっかけで友人になっているが、そのコンクールのメインだった作曲家がブラームスだった。私の一番好きな作曲家がブラームスだが、Erikも相当なブラームス好き。大いにイタリアでブラームス談義に花が咲いてすっかり意気投合してしまった。ピアノ/音楽に対する思い入れも似ていて、しょっ中会う訳ではないが、音楽的にこの人生を共に成長して行く同士の一人です。

人間的にも本当に素晴らしい人で、やはり同じコンクールで友人になった日本人のピアニストと先日話していたら「Erikって本当にいいやつだったよ。僕が全然英語話せないの分かっているのに、いつも声掛けてくれて、一生懸命会話出来るように頑張ってくれてた」というので、またErikの良さを再確認。こんな貴重な人と友人でいる事がとても誇らしい。

そんなErikと今回は5年振りの再会。「長過ぎるよ」といわれてしまったが...。数年前にとても悲しい事があり、一番辛かった時期に会いに行ったのが最後だったが、彼がその悲しみを乗り越えて、今までで彼を知っている中で一番幸せそうだったのが見れて本当に嬉しかった。
      聴き入るマノンと私↓
Mio%20011_resize.jpg彼が家族と一緒にいる様子を見ているだけでもとっても嬉しくなったのだが、何よりも感動したのはピアノを弾いてくれたとき。 弾いてくれる前にも色々と音楽の話で盛り上がっていて、「自分の弾き方が相当変わった。本当に自然に音楽が流れるようになってきた」と云っていたが、正にその通りだった。おまけに、大げさなように聞こえるかもしれないが、何だか魂が浄化されたような透明感が音楽にあった。本当に彼は悲しみから完全に脱却して、元気になれたんだな〜と実感。感動して涙が出て来た。

今回のイギリス/ヨーロッパの旅では本当に楽しい事や感動・感激した事がいっぱいあったが、今回Erikのとっても元気になった姿を見れたのが一番嬉しかった事でした。
FH020021_resize.jpg
       幸せが私にまで溢れて来るErik家族 & お姉さん家族 

entries

categories

archives