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近い存在

Trees_resize.jpg久しぶりに爆笑問題の「日本の教養」の話題。
先週から2週連続で「ゴリラ博士」と呼ばれている山極壽一氏との対談。霊長類社会生態学の教授らしいが、ゴリラの生態を研究する事によって、逆に人間の特異性も知っていくらしい。私はよく子供と接していて「人って本来こういう特性があったんだよね〜」と思う事が多々あるが、それに似ている学問のような気がする(笑)。

結局人間とゴリラの相違点を見つけていく訳だが,とっても興味深かった。

まずは、「ゴリラは笑う」という事にびっくり。おまけに面白い事に笑うのは子供の時だけらしい。楽しそうに大笑いしている子ゴリラの映像が映って、つられて大笑いしてしまった。しかし、あんなに笑う子供のゴリラも大人になると,遊ぶ事がなくなって笑わなくなるらしい。大人になっても笑うのは人間の大きな特徴だそうだ。(自分は大人になっても笑う事が多いが,以前は大人になり切れない子供だからなのかな〜と思っていた。しかし、この番組を見て、実は凄く進化した人間なのかな〜とも考えられる...笑)

次に感激したのが、「ゴリラは鼻歌を歌う」という事。これは、独りでいる時と集団で食事している時などに歌ったりするらしい。野生のゴリラが鼻歌を歌っている映像が映っていたが、面白すぎる。

他にも色々とあったが、自分の中でもう一つ印象に残っているのが「ゴリラの見つめ合い行動」。それも、顔と顔がくっついちゃうくらいに、顔を近づけての見つめ合い。これは威嚇のため、と最初思われていたらしいが、研究が進むにつれ、言葉のないゴリラが自分の意志を伝えて、相手に何かを知らせたり、何かをしてもらうために誘導するためにも使うらしい。人間の場合は「恋愛」の時と「母親と子供」の間で行われる行動らしいが、私はこれを良く生徒としています(笑)。特に小さい子が言葉も発せずに顔をどんどん近づけて目を見つめ合って来る時があって、いつも不思議に思っていたが、なんとなく答えが見付かったような気がします(笑)。

それにしても、ゴリラのさまざまな映像が映し出されていたが、歩き方から木の登り方から何から何まで本当に面白くて食い入るように見てしまった。この番組の撮影は京都市動物園だったようだが、今無性に動物園に行きたくなっている(笑)。

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