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流れ

River%20Wye_resize.jpg「日本は話の流れで話が進むから楽だよね〜。」と、オーストラリアにいる友人のTが日本に一時帰国していた友人に云われたそう。私はこの話を聞いて、相当色々な事が解決しました(笑)。

3人まではぎりぎりOKなのだが、4人以上の集まりで、自分が何かをいうと、完全にその場の空気を止めてしまっている感がある。「自分は流れに乗るどころか、ダムを造ってその流れを完全に止めちゃっている感じがするよ」とTに云ったら、「Mihoちゃんはきっと向かい合っちゃうんだね。あれは、みんな平行(並行)移動しているんだよ」といわれ、「なるほど!」と妙に納得した。流れに乗れずに、せき止めるか、川岸にたたずんでいるかのどっちかになってしまうので、人と会うときはなるべく少人数編成にしている(笑)。

理想は一対一で向き合う事だが、これは相手もさぞかし大変だと思う。向かい合っていれば、言葉を交わさなくてもいいのだが、沈黙を居心地良いと思う人も日本は少ないのでは...?「私は分かち合いたいんだよね」と音楽仲間達と話している時にいったら「素晴らしいね〜(笑)」とかわされてしまったが、相手を深く知るよりも、時間や空間を共有する方に価値が置かれている事を残念に感じるのは私だけだろうか...?

しかし、相手を知るというのも、言葉を交わす事でどれだけ出来るのだろうかという疑問もある。言葉はいっぱい交わしているのに、全然心が通じていない事もあれば、全く言葉を交わしていないのに、気持ちが伝わっている事もある。

気持ちが通じているのかさえも考えなくていいように、人は「話の流れ」に乗れるようになったのだろうか...。

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