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一生懸命

先日、友人のTとの電話でまた色々と考えさせれる事が。

演奏のスケール感からこの話になったと思ったが、ピアノの巨匠「ホロヴィッツ」が今では有名なピアニストM.ペライアに『若い時はとにかく「一生懸命」弾かないといけない。一生懸命にならないと弾けない大曲もいっぱい弾かないといけない。そうしないと、歳を取って、エネルギーがなくなったら何も残らない演奏になってしまう』というアドバイスをしたそうだ。

自分の知っているホロヴィッツはいつも楽々と弾いている印象があるので、これは意外な言葉だったが、本当に日々、自分よりも大きな曲に向かっていかない事には、どんどん自分のスケールが小さくなって行くのが目に見えている。

そして、大曲に挑む時だけでなく、やはり小曲を弾く時でも一生懸命弾かなくては、と今日の練習で実感しました(笑)。今、曲が結構形になって来ているので、音楽が自然に流れるように、いかに脱力するかが練習の大きな部分を占めているが、脱力が「楽をする事」になりかねない事を発見。脱力して,音楽が自由に流れるようになっても、気は抜かないようにしなくては!

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