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Wonderful Tonight

生徒の一人がイギリスのグレード試験を受けるので、いくつかある選択曲の中から「Wonderful Tonight」というのを選んでいた。よく楽譜を見たら、エリック・クラップトンの曲でびっくり。このグレード試験はクラシック曲1曲、ロマン派一曲、そして近現代から一曲選ぶのだが、その近現代にE.クラプトンが入っていた。さすが、イギリス...(笑)。

この「Wonderful Tonight」は私も大好きな曲だが、生徒に「エリック・クラプトンって知ってる?」と訊いたら名前さえも聞いた事がなかったそう。ジェネレーション・ギャップに相当ショックを受けながらも、「ちょうど、私のIPodに入っているかも」とかばんの中からIpodを取り出して、二人で一緒に聞きました。久しぶりに聴き直すと「いい曲!」と再確認。生徒も気に入っていました。

そんな訳で、帰りの電車の中で、久しぶりにエリック・クラプトンのベスト・アルバムを聴き直した。好きな曲はいっぱいあるが、その中でも「River of Tears」を聴きながら、思いは今弾いているモーツァルトへ。この「River of Tears」は何度も同じ言葉を繰り返し歌っているのだが(ロック/ポップス系は大体そうだが)、その同じ言葉は聴いていていて飽きる事もなければ、しつこいと思ったり、わざとらしいと思う事もない。その言葉の裏にある、その時々の感情や思いに嘘や偽りがないからだと思うのだが、どうにか、これを自分のモーツァルトの変奏曲で同じように表現出来ないものかと考えさせられました。心から直に出る表現の仕方がないものかと、模索しています。

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