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イギリス旅行記:ロンドン到着

ロンドンに3月21日の夕方到着。飛行機が相当揺れて、怖い思いをしたが無事にヒースロー空港に定刻通りに着きました。町中までの外の景色は水仙や桜が満開に咲いていて、既に春の予感。リサイタルを控えているので、ウキウキ気分とはいかないが、やはりイギリスに戻って来るのは嬉しい。

David_resize.jpg少し休憩をしてすぐに大親友のDavidに会いに。彼に予約してもらっていた、ヘレフォードまでの電車のチケットを受け取るために約束をしたのだが、ロンドンに着いてすぐに友人に会えるのはとっても嬉しい。コンサート前はほとんど誰とも連絡を取らないので、彼と会うのは本当に例外中の例外。一時間程のディナーだったが、リサイタルのプレッシャーで重くなっている心が少しだけ軽くなりました。(軽くなり過ぎてもいけないのでそのバランスが難しい。笑)


oratory%20%2709_resize.jpg3月22日
(ロンドン2日目)
朝11時からいつも行っているBrompton Oratoryのカトリック教会へ。光がいつもにも増して差し込んでいてその美しさにも心打たれたが、やはり音楽が素晴らしくて大感激。おまけにリサイタル前で、感情的に過敏になっているせいか、何回も感動して涙する事も(笑)。聖歌隊だけなく、オルガンの独奏も素晴らしく本当にオーケストラーを聴いているようでした。聖歌の中で「聖霊が下って」という言葉を歌う時のオルガンの音が本当に天から何かが降りて来たような気がして、はっと上を見上げてしまう程に素晴らしかった。
残念なことに、お説教は今回あまりインスピレーションを受けるものではなかったが、それでも心が満たされる御ミサとなりました。

Liz%20piano%20practice_resize.jpg午後はいつも練習しに行っているHolland Park (ホランド・パーク)にあるLizの家へ。
時差で朝5時から起きているので、集中した練習が出来るか心配だったが、やはり弾き始めたら全然大丈夫でした。3時間の予定だったが、4時間程で切り上げて、後はLizと少しお話。Lizは夏のブログにも登場している、芸術面でとてつもない知識を持っている人。今回もギリシャの話から発展して、私が20年近く前の超マニアックな「カオス・シチリア物語」という映画の話を持ち出したら、「私が最も好きな映画のエンディングの一つ」と大興奮してすぐさま共感してくれた。おまけに私が持ち出した話だったのに、私よりもよっぽど内容を覚えていた(笑)。またまた大尊敬。

いい練習が出来たので、気分よく一日が終わってくれました。体力も残っていたので、水泳をしにプールに行こうかとも考えたが、ここに来て風邪をひいてもいけないと思い断念。コンサート前はとにかく「風邪、病気にになってはいけない、けがしてはいけない、事故に遭ってはいけない」と何かと神経質になって来るので、色々と断念する事が多くなる(笑)。

翌日はいよいよヘレフォードへ。とにかくここまで、体調万全で来れた事に感謝。

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