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イギリス色々:手動ドア

                           ドアに貼ってある開け方説明
Train%20door%20instructions_resize.jpgイギリスは一見、合理主義のようだが、逆に「こんなに不便なのに!」と思う事がずっと改善されないことも多々あってそのアンバランスさが面白い。

タクシーに関しては、あの有名な「ブラックキャブ」というのは何十年と形が変わっていないらしいが、理由は改善する必要がない程に完成されているかららしい。確かに、中は折りたたみの椅子が二つあるので、最大人数は5人まで乗れるし、人が多くない場合は大荷物が乗せられる程に広々としている。

一つ不便でいつもどうにかならないものか、と思うのが銀器のティーポット。取っ手の部分まで銀なので暑くて持てません(笑)。なので、みな布ナプキンで柄をくるんで注いでいます。それも、何だか優雅な気分にはなりますが...。

そして、毎回イギリスに来て「まだこういう電車もあるのか!」と驚いてしまうのが、自分で開けなくてはいけない手動ドアのもの。もちろん電動式の自動ドアの電車も大分見掛けるようになったが、今回のヘレフォードから帰って来る電車はこの手動ドア付きのものでした。実は、このドア、中からは開けられません。Train%20door_resize.jpgどうやって開けるかというと、何と窓を下げて、外に手を出してドアの外側に付いている取っ手を回すのです(笑)。初めてイギリスに来た時はそのやり方が分からず、危うく降りるはずだった駅で降りられなくなりそうになったが、今では説明書きが貼ってあります。(おまけに注意書きには「駅によっては電車よりもプラットホームの方が短い場合もあるので、プラットホームがある事を確かめてからお降り下さい」と書いてある。笑)この電車に乗るとイギリスにいる実感がします(笑)。

←外側にしかないドアの取っ手

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