ホールの響き
30日にあるコンサートのために今日はホールでのリハーサル。
小さい時から何回も使わせて頂いているホールなので全く気負いがない。今回のコンサートはヴァイオリンの伴奏だけなのだが、先にホールに着いたので一人で練習。つくづくホールって音が伸びて、気持ちがいいな〜とうきうきしながら練習していました(笑)。
考えてみたら、舞台が相当高くなっているホールで弾くのはとっても久しぶり。最近は少しだけ高くなっている舞台で弾く事が多かったので、今日は音の飛び方に感動していました。
昨年の11月のリサイタルの前に知人の方と話をしていた時に「舞台が低いので見にくいかも知れません」と事前に警告したら「ピアノがあまり高い位置にあるのは違和感があるから舞台は低い方がいい」と云われ、「なるほど。。。」と妙に納得したのを覚えています。云われてみれば、あんなに大きくて重そうな楽器が目線より高い位置にあるのは不思議かも、と思ったりして。
しかし、今日久しぶりに高い舞台で弾く良さも実感してしまいました。音が真っすぐ前にではなく円を描くようにして飛んでいる感じして、ホールで弾く良さがここにあるんだな〜つくづく思ってしまいました。30日もホールを生かした演奏が出来ますように...。
追記:コンサートに関してはインフォメーション・ページをご覧下さい!
旅行中はあまり考えずにぶらぶらと思いの向くままに歩く事が多いが、発見が多い代わりに2度と同じ所に行けないという難点もある。
グランド・セントラル・ステーションの豪華な駅と対照的なのがもう一つの主要駅ペン・ステーション。以前はグランド・セントラルと同じようなゴージャスな建物だったらしいが取り壊されてしまったらしい。今ではとっても味気ない暗〜い、あまりきれいとはいえない駅になっちゃっています。そんな駅だが、移動が多い旅だったのでしょっ中利用していました。
旅行中は道を歩いているだけでも色々と発見があって楽しい。
アメリカ旅行も最後の数日間はゆったりと過ごしていました。会うはずだった小学校の先生は体調が悪いと云う事で会えなくなり、その上、とてつもなく風の強い寒い日に外を歩いていたら鼻の炎症を起こしたらしく、風邪でもないのに鼻水が止まらない上に夜は痛くて眠れない程になってしまったので、日本に帰る前までの残りの数日は大事を取ってのんびりと過ごす事にしました。ピアノを練習しに行ったり、散歩する程度。
ニューヨークは美味しいレストランが多く、今回も色々な人が連れて行って下さったり、自分で調べたり、と思いっきり美味しいものをたくさん食べて来ました。(日本ではほとんど外食をしないので食生活の差がとてつもなく激しい...笑。)
高級感溢れるホテルの35階にあるレストラン「Asiate」。案内されたのはセントラル・パークも見える窓際の席。レストランの雰囲気も素敵なのだが、とにかく景色が素晴らしい。サービスも超一流で控えめなのに気が利いていて、本当に気持ちがいい。お料理一品一品がとにかく心細やか。見た目にも美しく、そして味もとっても繊細。日系アメリカ人のシェフが携わっているので、和の素材を多く使っていました。ニューヨークに来てまで日本人のシェフの料理?と思うかもしれないが、今回の旅では「最先端」という意味では一番ニューヨークらしい食事だったような気がします(笑)。雰囲気とサービスと食事の洗練は際立っていました。
今回の旅でも色々なピアノとの出会いがありました。聞いた事も弾いた事もないブランドのピアノでも結構良い音がする楽器にも出逢えて楽しかったです。
今回、何回か練習しに行ったスタジオは時期的にすいていた事もあり、「自分の好きな部屋を選んで良いよ。」と空いている部屋のピアノを色々試し弾きさせてくれました。「カルメン」やら「トラヴィアータ」等、オペラの名前がそれぞれの部屋に付いていたが、私が気に入ったのは「ラ・ボエーム」の部屋のピアノ。音が少しキンキンするのが気になったが弾き心地がしっくりいったので、そこに決めて練習していました。帰り際にスタジオの人に「ラ・ボエームのピアノが一番弾きやすかった」と云ったら「あれはスタインウエイと同じアクションを使っているんだ」と云われ、納得。馴染みのある感触だったんですね(笑)。
それぞれの部屋はとても明るく、そして家具や絵が飾ってあったりして、何時間練習しても居心地が良かった。ロンドンで昔良く練習しに行っていたスタジオは照明も暗く、何もない部屋にグレーの絨毯にピアノがぽつんと置いてあるだけでした。練習にはとても集中出来るのだが、やはり2時間もすると外に出たくなっていました(笑)。今回はニューヨークで気持ちのいい練習場所が見付かって大収穫でした。
いつもニューヨークに行くと駅や道で歌ったり演奏したりしているストリート・パフォーマーのレベルの高さに驚きます。夢を追いかけて来ている人が多くて競争が激しいせいか、あまり下手な人というのがいないような気がします。(その点ロンドンは訳の分からない人もいて多種多様。)今回は冬だったせいか、2、3人しか遭遇しなかったのだが、オペラを歌っていた変わり種がいました。





そして、9/11の結構すぐ後にも、あるレストランを取り上げたとってもポジティブな番組を作っていました。フレンチ・レストランの「Capsouto Freres (カプスート・フレール)」。ワールド・トレード・センターの近くにあったこのレストランは9/11の後、撤去作業に関わる人達のために解放し、食事をほとんど24時間態勢で支給していたそうです。家族経営でお店のオーナーは本当に温厚そうなおじさんでした。画面に映っていた食事もとっても美味しそうだったが、とにかくこのおじさんに感動してしまいました。
なので、12月にニューヨークに行った時にぜひとも行こうと思っていた場所でした。12月にはもうすでにレストランとして復帰していて、中の雰囲気もとっても素敵でした。壁がレンガでお花もゴージャスに飾られていてそれはそれはロマンチック。(当時とっても好きだった人と一緒だったのも心理的に大きかったのかもしれないが...笑。) 食事も美味しく、そしてオーナーもいらしたので、食事が終わってから少し話をする事も出来ました。とっても良い思い出のあるレストランです。
そして、今回の旅行でも大好きなC家と一緒に行く事になりました。昼間だったせいなのか、時が経ってしまっているせいなのか、大分寂れてしまった感があって少し寂しい気持ちになりましたが、料理が出て来て気持ちは一転。本当に出て来るもの出て来るものに全て感動がありました。パンから、パンに付いて来るバターからコンフィチュール、前菜のアスパラガスのトリュフ・ソース掛け、ほうれん草とチーズのスフレ、デザートのイチジクのスフレ、おまけに付いて来たオレンジ・ピールまで何から何まで一つ一つに技と心がこもっていてみんなで感激していました。
みんなで一緒に家を出て、E君とお父様は学校へ、そしてHちゃんとお母様と私は空中ブランコ・スクールへ。
そしてレッスンの最後には反対側のブランコの人につかまえてもらうのだが、苦労しながらも最後に出来たのはとっても嬉しかった。
3月に入ったのに、お正月の事を書くのもなんだが、旅行記ももうそろそろ終わりなのでもう少しお付き合い下さい...(笑)。
従妹に御ミサに行けなかった事をとても残念そうに話したら、「きっと夕方の御ミサのある教会があるよ」と、一生懸命インターネットで探し始めてくれました。凄い数の教会を一つ一つ調べてくれたのだが、ついにシアター街にある「←Actor's Church (俳優のための教会!)」というカトリックの教会を見付けてくれました。
一緒に新年の最初の日を教会でC家とお祝い出来たのは本当に嬉しい事でした。元々の予定はC宅でのデイナーだったのだが、急遽教会に行く事になったので、帰りにフォンデュ専門のレストランに連れて行って下さいました。
いつもニューヨークで練習をさせて頂いている友人Gから電話が。郊外からニューヨークに戻って来たのでぜひ会いましょうと云う事に。
お気に入りになったベジタリアン・レストラン『Candle Cafe』でランチ。その後、Gがメトロポリタン・ミュージアムの売店を見に行きたいというので一緒に。その間に私は20分だけ展示階の方に足を伸ばし、大好きなレンブラントの部屋へ。このミュージーアムはレンブラントの数が多くて本当に嬉しくなってしまいます。今回一番気に入った絵の前でしばしその素晴らしさに浸って来る事が出来ました。
31日、1日はさすがに練習スタジオが閉まっているのでどうしたものかな〜と思っていたのでGにちょっと練習させて頂いてもいいかと尋ねたら「ぜひ弾きに来て!ピアノも喜ぶわ〜!」と云ってくれたので、早速練習しに。とっても古いピアノだったが、友人のピアニストが所有していた物だけあって音がいい。