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拍子感・リズム感・テンポ感

%EF%BC%91%E6%9C%88%E8%8A%B12_resize.jpg昨日のコンサートが何とか無事に終わってとてもホッとしている。不思議なご縁で今回合唱の伴奏をする事になったのだが、色々な意味でとてつもなく大きなプレッシャーが...。話題の合唱団だったという事と,久しぶりの大ホールという事もあり相当気が張っていました。

中学、高校の合唱といえど、日本やオーストリアのコンクールでバンバン賞を取っているだけあって、最初のリハーサルに行った時にあまりに素晴らしくて、圧倒されてしまった。おまけにそれは指揮者による「緻密な」音楽作りによるもので、伴奏をすると自分のアバウトさが露骨に出てしまいました。録音を聞いてつくづく拍子が刻めていないのをそこで初めて気づいたと云う情けない状況。流れや勢いを追う自分の音楽がすっかり裏目に出てしまっていた。とにかく「きちんと弾く」が今回の課題でした。拍子を刻む事がこんなに大変な事なのかと,自分でもあきれてしまった(笑)。基本中の基本なはずなんだけど...。

面白いのが一ヶ月程前にずっと一緒に弾きたいと思っていたチェリストと一緒に小さなコンサートをする機会があり、拍どころか、小節線にさえも縛られないその自由な音楽にびっくり。テンポ感があるのに完全に自由なんて本当に羨ましい限り。「自分の音楽はなんて縛られていたんだろう!」と思いながら、いかに自由になれるかが課題となっていました。

なので、この一ヶ月の間に振り子が端から端まで振り切った感じ。拍をきちんと刻む事、そして完全に自由になる事の両方を勉強する事となりました。身につけなきゃいけない事がまだまだいっぱい...。

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