イエラ・マリ展
板橋区立美術館でやっているイエラ・マリ展に行ってきました。
NHKの日曜美術館で昨年紹介されていて、ぜひ行きたいと思っていたのだが年末はなかなか時間が取れず、ぎりぎりセーフで行けました。
イエラ・マリさんは絵本作家で、今回の展覧会は絵本の原画や試作本が展示されていたが、その原画の緻密さにただただ驚くばかり。まだ言葉を話せない自分の子供(1〜2歳)のために描き始めたらしいが、気迫すら感じるくらいに線が繊細で緻密。人間の手でどうしてここまで美しい線が書けるんだろうと思うくらいに凄かった。何冊かの本の原画が順番通りに全て展示してあったりするので、何とも贅沢な絵本を見ているようでした。印刷されたものよりも感動が深い。
ここまで綿密に繊細に愛情を込めて描いたものはなかなか見た事がない。子供が見ても絵だけではない物を受け取っているのではないかと思う。本当に素晴らしかった。
またまたギリギリで申しわけないけど、開催は12日まで。
追記:鎌倉からかなり遠かったせいもあって、レッスン前の一時間しか見る時間が取れなかったのだが、たまたま着いた10分後に始まったイベントがありました。展示の方をじっくりと見たいと思って参加しなかったのだが、最後の方で今回の展覧会のパンフレットを担当した駒形克己さんのイベントと気付きました!駒形克己さんは素敵な本を作っていて、私もよく手にしていたので、超びっくり。最後の方だけイベント参加しました(笑)。素敵な作品を作られる方はやはり素敵でした。
→駒形さんの絵本たち