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ロンドン旅行記:4月29日(火):自由

ホランド・パークのブルーベル
HP%20Bluebells1_resize.jpgコンサートが終わって、ほっと一安心。後処理が色々とあるので、帰国まで余裕を持って二日間取っておきましたが、基本的には自由の身。

10時半に友人のTと待ち合わせ。ワイングラス返却の手配や清算をするために、一緒にレイトン・ハウスや酒屋さん等、色々と付き合ってくれる事になりました。Tは以前のブログにも登場している、オーストラリアに住んでいるピアニスト。彼もちょうどコンサートのためにイギリスに来ていたので、とってもタイミングが良かった。(残念ながら、彼のコンサートは私の帰国後だったのだが...。)ロンドン郊外に家のある彼だが、コンサートを聴くためと、コンサートの直後はきっとゆっくり話せないだろうという思いからロンドン市内にホテルを取ってくれていた。本当に感謝な事でした。音楽的にとっても信頼していて、尊敬している彼なので、朝起きた時に、わくわくしていた(笑)。やはり、弾く人と、聴いている人の感じ方は全然違うので、客観的な視点から聴いた感想を聴けるのがとっても楽しみなのです。

                             ピアニストの友人T
Tomoaki%20Padthai_resize.jpg用事を済ませた後はレイトン・ハウス近くのホランド・パークという公園の中を散歩。とっても広い上に道が分からなくなって、何度も同じ所をぐるぐる。本当はベンチに座りたかったが、雨に濡れていたので歩きっぱなし。昨日の疲れももちろんあるので、途中で倒れちゃうんじゃないかと心配になったが、「コンサートも終わった事だし、まぁ、倒れてもいいか」と、やけに気持ちが大きくなっていた。
 ホランド・パークを縦に突っ切ると、映画「ノッティングヒルの恋人」で有名なノッティングヒルに出ます。トレンディーなノッティングヒルにいるので、どこか素敵な所でお昼を食べよう、という事になったが、二人とも全然トレンディーではないので、どこも"素敵な所"が思いつかなかった(笑)。
 どうしようかと色々と考えているうちに、近くに昔よく行っていたパブがあるのを思いだした。「チャーチル」というパブだが、奥がとっても美味しいタイ料理屋になっていて、いつも大繁盛。何年かぶりで食べましたが、やはり驚きがあるくらいの美味しさでした。タイ、ニューヨーク、ロンドン、そしてもちろん日本でも食べていますが、ここのパッタイ(タイ風焼きそば)は世界一美味しいと信じ込んでいます。

Kensington%20Gardens_resize.jpg お昼を食べて、またケンジントンに向かって歩いて。今度はやはり昔良く行っていた「マフィン・マン」というアフタヌーンティーが出来る所でお茶を。しばらく休憩した後は今度はケンジントン・ガーデン、そしてハイドパークを横に突っ切ってナイツブリッジまで。ヨーロッパの公園はやたらと広いので、相当の距離を歩きました。
 しかし、それよりも凄かったのが、話しっぱなしだった事。こちらは、朝から休憩がありません(笑)。コンサートの事に関しては、本当に考えさせられたり、一緒に考えたり、思いもしなかった事に気づかせてくれたり、褒めてもらって嬉しくなったり(笑)。もちろんコンサートや音楽以外の話もしましたが、友人としてだけでなく、音楽仲間としての存在に感謝です。
                      
French%202_resize.jpgTとは夕方にお別れして、夜はロンドンまでコンサートを聴きに来てくれていた父と一緒にディナー。ホテル近くの何とも素敵な小さなビストロ風のフレンチ・レストランへ。時間制限がある程の大賑わい。ロウソクの光しかない暗〜い中で賑わっているという、独特のヨーロッパの雰囲気で、やっとロンドンにいる実感が出て来ました(笑)。 Orange%20Marquis_resize.jpgワイン(Chateau L'Enclos, Pomerol,2000)も、お料理もパン/バターから美味しくて、前菜のビートルートのカルパッチョ、メインのステーキ(ブルーチーズのソース和え)そして最後のオレンジ風味のチョコレートムースまで本当に堪能しました。気取らないのに、こんなに美味しくて、本当に人生楽しくなります(笑)。
 コンサートまでは、やはり色々と迷惑をかけてしまう家族ですが、いつもサポートしてくれいていて本当に感謝です。やはり、家族、友人達のサポートなければ、良い音楽はできないと実感しています。

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