お昼前に鎌倉に着いたので家で一休憩してから竹の庭のある報国寺へ。私も大好きなお寺なので自分も気分がリフレッシュされました。

お昼は創作どんぶり屋さんへ。飲んだ事も見た事もない超定番のメロンソーダを頼んで、色を見て驚いたものの、「美味しい！」といって飲んだり、私が頼んだシラス丼を「美味しいから食べてみて！」と少し取り分けてあげようと思ったら「この黒いのって目なの！！！？？？」と云って本気でこわがって後ずさりしていたり（そう言われてしまうと自分も気になり出したが...。確かに目がいっぱいと思うとちょっとこわいかも。）。驚きの連続のランチでした。

ランチの後は海岸線を車で走って大仏まで。大仏はインターネットで見ていたらしいが、鎌倉にあるとは知らなかったようで、相当感激してくれていた。Mちゃんの日本語は少し帰国子女っぽい時があるが、写真を撮ってくれたおじさんが心配そうに「ちゃんと録れてるかな？」と訊かれると、「うん、良く出来た」と褒めていました（笑）。

車窓からの海に大感激していたので、海岸に行く事にしました。お寺や大仏も喜んでくれていたが、今日一日で一番嬉しそう／楽しそうだったのはこの海でした。私はヨーロッパの真っ青な空に感動してしまうが、Mちゃんは今日のぼんやりとした由比ケ浜の空を見て「きれい！！！」と何回もいっていました。色合いが優しいのかな？

３時にMちゃん家族の友人のGさんと息子のA君と北鎌倉で待ち合わせ。A君はチェリストで（まだ中学だが）９月からイギリスの音楽学校に留学する事になっている。昨年の夏から彼の噂は色々と聞いていて、凄い才能の持ち主らしい。今年の四月のトリオのコンサートのチェリストを捜しているときも、「何年か後にはA君と出来るのに」とRobertが云っていたから、これからが本当に楽しみ。
　A君はしっかりとした芯がありながら本当に自然体の男の子。円覚寺を見た後にお家にお邪魔しましたが、犬に足し算を教え込んだという芸も見せてくれました（笑）。かわいい。こういう所は普通の男の子でした。
しかし、自信から来る落ち着きみたいなものもすでに持ち合わせていて、音楽に関してはもう年齢差を感じずに話せました。

最後はMちゃんのおばあちゃまも子供５人に本格的に音楽をさせていたお母様だっただけに、A君のお母様と音楽教育の話に花が咲いていました。いかに練習が必要かという（笑）。
私が個人的に知っている人での練習記録は１４時間（もちろんこれは一日だけの単発練習ではなく毎日の定期的な練習時間）。つい先日も私が大好きなピアニストのポゴレリッチが学生時代１２時間練習していたという話を聞きました。やはりあのレベルに辿り着くにはそれだけの時間が注がれていたんだなぁ、と納得しました。

音楽談義もまだまだ終わりそうになかったが、Mちゃん達は電車で遠くまで帰らないといけなかったので、７時半過ぎにお別れ。いつもはおとなしくて、今まであまり話さなかったMちゃんを少しだけでも知る事が出来た感謝な一日でした。