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夏:絶景

 ケーブルカー乗り場
Funicolore_resize.jpg時間を気にする事なく、ゆったりと過ごせるのは、旅が楽しい理由の一つ。小さな街では特に地図もなく、当てもなく歩くのが本当に贅沢な時間に感じます。標識や人がいない方へいない方へと好んで歩いていってしまうので、迷子になったり、何度となく怖い目に遭わなくもないが、方向感覚は意外といい方なので、幸運な事に得るものの方が絶対的に多い。

コモは特に別荘地帯なので、歩いていると素敵なヴィラや庭園があったり、思わぬ所に教会があったりと、行く度に新しい発見があって本当に楽しい。

Como%20Cable%20car_resize.jpg思わぬ発見があるのは楽しいが、地図を見ていないので、以前に見つけた素敵な場所でもどこにあったか思い出せなくなってしまうというマイナス点もありますが...(笑)。

コモの街から山沿いに登って行くケーブルカーに乗って山の上まで行く事が出来ます。数年前に初めて山の上まで行って、その後はぶらぶらとお散歩。観光客を避けて、住宅街へと入っていったが、道沿いにコモの街を見下ろせる場所を発見。そしてその周りには美しいヴィラが。車道でしたが、石が積み上がっている所に腰掛けて、美しいコモの赤い屋根屋根を堪能しました。

Como%20view_resize.jpg今回も同じ場所に行きたいと思い、またケーブルカーに乗って山の上まで行きましたが、このスポットにどうやって行ったかがどうしても思い出せなかった。あちこちを行ったり、来たり。最後はもうあきらめて、心新たにぶらぶらしよう、と。しばらく歩いていたら「見晴し台」の標識が。「以前と同じ場所かも!」、という期待感から歩き始めたが、相当の距離を歩いてもなかなか辿り着かない。おまけに途中で標識もなくなってしまったので、迷子になってしまったのかと、心配になりだした。その上、山の上なので緑もうっそうとしてきているし、他に歩いている人もいないので、怖くなって来た。一度あきらめ掛けて、逆戻りしたがもう少し頑張ろうと思い直して、また前進。楽しい旅行なのに、一人だとこういう心の葛藤があります(笑)。

しかし、緑の中の坂道を相当歩いた先にあったのはまさに絶景でした。急に視界が開けて、目の前に広がったのは湖と向かい側の山々。自分の大好きなコモ湖を一望出来て、本当に感激でした。

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