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プログラム

ブログが見掛け上(私なりの一貫性はありますが、笑)、音楽と関係のないものばかりになってしまっているが、そんな間にも来年のイギリスでのコンサートが決まりました。この一ヶ月間、どのようなプログラムにするか随分と悩んで来たが、やっとそれも決まり、今は張り切って練習に励んでいます。

プログラムを決めるのは楽しみの一つでもあるが、いつも相当の時間を掛けて考えていっています。一度決めてしまえば、後は練習するのみですが、決まるまではあらゆる事を考えなければいけないので、なかなか決まらないものです。基本的にプログラムの1/3は弾き込んである持ち曲、1/3は比較的最近取り上げた曲、そして1/3は新しい曲とするのがいいとされています。こうすれば、比較的安心して弾ける曲と新たに挑戦する曲のサイクルが出来て、常にレパートリーを増やしていける訳です。(やはり新しく手がける曲というのは弾き込んである曲より相当精神的に大変なのです。)

今回、悩んでしまった大きな要因はどうしても弾きたかった2曲が上手くプログラムに納まらなかったからなのです。ブラームスのワルツとハイドンのソナタ(変ホ長調No.62)は今年の自分の新曲として春頃から手がけていたが、どう考えてもプログラムが重くなり過ぎてしまう。結局は今回はハイドンをあきらめる事にしました。(来年、ハイドン没後200周年なのでとても残念なのですが、秋か冬にコンサートに入れられればと思っています)。

色々とリクエストもあり、結局今回のプログラムは2/3は新曲となってしまいました。久しぶりのフル・リサイタルで、私としては相当なチャレンジですが、最終的に自分でも「いいプログラムが出来た!」、と納得のいくものになったので、後は練習するのみです。

(コンサートに関しては、詳細が確定次第インフォーメーションページにアップ致します。)

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