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希望を持って

Beautiful%20sky_resize.jpg今日は国連が採択した「世界人権宣言」発布の60周年の記念日らしい。そして、(この日に合わせているのか)ノーベル賞授与式も催される日とあって、テレビで人権擁護に貢献した受賞者達の番組を色々とやっていた。

日本のテレビでマザー・テレサを取り上げていたが、やはり言葉一つ一つに重みがあって心打たれます。彼女が注目を集め、彼女のしている事をもっと効率よく組織立てれば、もっと多くの人を助ける事ができるのでは、と批判された時に彼女は「自分は一対一でしか向き合う事しか信じていない」という事を仰っていました。これは自分の周りでも日々痛感していることです。それぞれに人、一人一人が違うように、一人一人が必要とする言葉や愛情は違うように思う。本当に私たちは今、目の前にいる人、一人一人と向き合っているのだろうか?

そして、イギリスのBBCでは世界のあらゆる紛争を和平へと導いた仲介役の Martti Ahtisaari(マルッティ・アハティサーリ)氏のインタビューをしていた。この「Hard Talk(ハード・トーク」という30分番組はゲストの人を尋問に掛けるようなインタビュー番組で相当辛辣なやり取りがなされる。ノーベル賞受賞者といえども、問いつめるような質問が飛び交い、内容も難しいので、クリマスカード書きをしながら付けていたテレビだったが、手がすっかり止まってしまいました(笑)。コソボの紛争内容に関しての話はなかなか追うのが大変だったが、解決へと導く彼のヴィジョンは本当に明確で意外な事にとっても分かり易い。云っている事が本当に当たり前のような事ばかりで、至ってシンプルな所が凄い。しかし、やはりマザー・テレサと共通すると感じたのは、とにかく和平交渉に関わる人達と一人一人会って話をとにかく良く聞くという事を云っていた。そして、二人の顔や言葉を聞いて思うのが、二人とも笑顔が明るく、希望を持っているという事。平和や愛を信じて生きれば、本当に地球の未来は明るいはずです。

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