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豊かな音楽環境

BS%20Concert_resize.jpg今日はBスクールの年度終わりのコンサートを聴き/見に渋谷まで。ピアノの生徒6人が行っている学校なので、午後のレッスンの前に行ってきました。

Bスクールは年に2回、大きなホールでコンサートをしていて音楽が本当に学校内で盛んなのが伝わって来ます。平日の昼間というのに、お父さんも大勢来ていて、さすがだな〜と感心してしまう。

国際色豊かで、最初に素晴らしい和太鼓で始まり、合唱、合奏だけでなくアイリッシュダンスがあったり、ジャズがあったりと本当に多彩。曲もビートルズやミュージカルのママミーヤ、クラシックの弦楽合奏があったり、以前ブログにも書いた、イギリス近代作曲家のラターの曲があったり。合唱曲の歌詞を聞いていると、「世界に必要なのは愛」、とか「世界に手を広げて助け合おう」というメッセージのものが多くて、子供達は意識していないにしても、良い曲だな〜と感心するものばかり。一曲、生徒の一人が作曲したという曲も合唱で歌っていたが、失恋の歌で、相当心が痛んだ(涙)。本当に音楽がみんなにとって授業やお稽古としてではなく、楽しむもの、自己表現できるものとしている事に感動しました。こんなに豊かな音楽環境を作り上げているBスクールが素晴らしい。(おまけにこのコンサートに出るそれぞれのグループは練習が授業のカリキュラムに組まれている訳ではなく、昼休み時間や放課後に生徒の自主出席で練習しているらしい!)

最後に15〜16歳の男の子が合唱をバックにソロで歌ったのだが、抜群に上手かった。彼が歌い出した途端に、ホールの雰囲気も一変。小さい子達も大人も一瞬にしてシーンとなり、彼の声に聴き入っていた。私も思わず引き込まれてしまったが、とにかく上手いだけでなく、魂が込もっていて直に心に届く感じでした。彼もお客さんが聴き入っているのを感じ取っている様子で、さらに嬉しそうに歌っていた。大物だ〜!思わぬ所で凄い才能に出会えて、ラッキーな一日でした。

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