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陽気な年寄り

今朝は教会に。朝8:00の御ミサだったで、夜型の私としては、相当辛い時間だが、お説教が素晴らしく、朝早くから感動していました(笑)。

今日のお話は「知恵」ついて。
フィリピンの神父様は英語を交えてお話しして下さるので、言葉の微妙なニュアンスや意味の違い等においても考えさせられる事が多い。英語の「Intellegent(頭が良い、利口)」と「Wise (知恵がある、賢い)」の違い。(今、書きながら思ったが、既に「知恵」という字は「知る恵み」と書くんですね...。)

色々と心に残った言葉があったが、いくつか抜粋。(少し使っていた言葉が違うかもしれないが...。)

『「頭のいい人は結果だけを見て喜ぶが、知恵のある人はその結果に辿り着くまでのプロセスに喜びを見いだす」

他人に対しての評価も「その人が何が出来たかを見るのではなく、その人がベストを尽くしたかを見る」

「陽気な年寄りになりたかったら、毎日何かを学びなさい。そして、一日の終わりに今日は何を新しく学んだか、振り返りなさい。これを今からはじめなさい。(これは、神父様自身が若い頃にどなたかに云われた言葉らしい)」』

最後の「陽気な年寄り〜〜〜」に関しては、自分も希望が持てるような気がします(笑)。音楽をやっていると本当に毎日何かしら、学ぶ事がある。目の前には楽譜とピアノしかないが、毎日発見があり、そしてその気になれば、進歩もある。今、調子がいいのでちゃんと練習すれば、確実にそれが次の日には成果となって表れてくれる。しかし逆に意識的に「ここをもっと良くしよう」という気がないままにただ単に弾き込みだけの練習をしていると、次の日は何も「変化」がなく前日と同じ状態でしか弾けない。つくづく向上心がいかに大切かを実感している毎日です(笑)。

音楽の凄い所は一生掛かっても、到達点がないと云う事。進歩する気があれば、いくらでも前に進める。それほどに、クラシック音楽は奥が深い。大変な事でもあるが、一生退屈する事がありません(笑)。

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