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アメリカ旅行記:精神安定剤(12/20)

Church%20Forest%20Hills_resize.jpg12月20日(日)。

朝、目覚めた時に急に日曜日である事に気付いた。それまで日付で毎日動いていたので曜日を考慮に入れていなかった。日曜日は教会に行く日。急にそれに気付いて,大慌て。まずはどこの教会に行くかも考えていなかった。ニューヨークに行くとアッパー・イーストサイドのSt.Igantius Loyolaと云う教会にいつも行っていたが、まず目が覚めたのが8時過ぎと云う事もあり午前中の御ミサには間に合わないと判断。おまけに翌日にはまたデトロイトまでの旅が控えていたので、夕方の御ミサは避けたかった。なので、出来れば午後の早い時間で,近くの教会が良かったのだが、この条件にぴったりの教会をインターネットで見付けた。なんて運がいいんだろうと思い、地図で見ると歩いて20分もあれば着きそうな所だったので、迷う事も考えて少し余裕を持って40分前に家を出ました。

外は素晴らしい青空が広がっていて、太陽がサンサンと照っていた。前日に降っていた雪がきらきらと輝いて本当にきれい。しかし、アパートの前はすっかり雪かきがされていて、芝が広がっている所はすっかり足跡と雪だるま作りの跡が残っていたので,前日夜中に手つかずの雪景色を見れたのは本当に良かった。

それにしても、雪かきされた所はいいのだが、されていない所もいっぱいあって、相当歩くのが大変。20分と見込んでいた所だったが、これは余裕を持って出て来て良かったとつくづく思った。地図で見る目標の教会の途中にも大きな教会があったが道の反対側にある上にあまりにも近かったので、無視してひたすら真っすぐ歩き続けた。しかし歩けども歩けども教会らしきものが見当たらない。御ミサの時間の1時は迫る一方で氷点下と云うのに汗をかきかき、苦労しながら雪の中を必死で歩いていた。

Nativity%20in%20Snow_resize.jpgなぜこんなにも御ミサに行きたいのか、歩きながら、色々と自問していたのだが、やはり自分がいい精神状態でいるためには本当に必要な事なのだと実感。日本にいる時の生活でも、自分が精神的にあまりぶれないのは御ミサとピアノのおかげと思っている。特に旅行中と云うのは様々な人に会って、人から吸収するもの、街から吸収するものでどんどん心が豊かになったり、感覚や視野が広がったりして、本当に楽しいのだが、逆にいうと自分を見失う気がします。そんな中、やはり教会に行く事でまた自分をリセット出来るのです。ニューヨークに着いてからは、ピアノに触れる余裕がまだなかったので、どうしても御ミサには行きたかった。世界中のどこに行っても一貫したものに出会える教会には本当に感謝です。

そんな事を思って小走りになりながらも、教会が見付からないままについに1時になってしまいました。執着するのもいけないな〜と反省して、トボトボと引き返したのだが、人になんとなく「カトリック教会を探しているんだけど...。」と訪ねたら、実は最初に通り過ぎた大きな教会でした!地図が完全に間違っていた...。

なので、結局10分遅れで御ミサに授かる事が出来ました。教会の雰囲気も活気があって、神父様のお説教も日常生活と結びつくもので、とても身近に感じる事が出来て、本当に心の糧となる御ミサでした。これでまた一週間のいいスタートが切れました。心は完全にリセット!

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