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アメリカ旅行記:ワシントン、ナショナル・カテドラル Ⅰ(12/28)

Cathedral%201_resize.jpgワシントンでは時間が限られていたのだが、一カ所だけ観光に。9.11の追悼ミサや国葬等にも使われるNational Cathedralに行きました。
 その大きさにとにかく圧倒されました。おまけに1907年から建て始め1990年に完成したという。今の時代でもこんなにも巨大なゴシック建築の物を建てられるという事に本当にびっくりしました。教会内にはエレベーターも完備。最上階には建築過程の展示がしてあって写真でその経過を見る事が出来るのだが、とても興味深く、ここだけで一時間近くは見ていてように思う。Cathedral%202_resize.jpgイタリアを初めとするヨーロッパの職人を大量に呼び寄せたらしいが、彫り物に至るまでの細部も本当に素晴らしい。面白いのはヨーロッパの教会と比べて、この教会は同じような建築物なのにとにかく新しい(笑)。歩き回っていても壁や柱、床の石の新しさ、きれいさに不思議な感じがしました。

宗教や宗派を越えた教会だそうだが、聖堂はキリスト教の教会のようで、とても居心地が良い。スケールが凄いのだが,ステンドグラスも素晴らしく,色とりどりの光が聖堂内の壁や床に降り注いでいて本当にきれいでした。Cathedral%203_resize.jpgステンドガラスはとても近代的なデザインでしたがどれも色のセンスが洗練されていて見とれてしまいます。珍しい物ではアポロが持って帰って来た月の石を真ん中にはめ込んだ「Moon Window」(左下の写真)というのもありました。オルガンもとてつもなく立派でしたが、定期的にコンサートもあるそう。

実は生徒さんのLちゃんはこの教会付属の高校に行っているという事で、毎日この聖堂で御ミサにあずかるそうです。こんな所に毎日来ていたら,本当に人生観も違うんだろうな〜と羨ましい限り。本当にスケール感が違います。

ワシントンでの観光はここだけでしたが、じっくりと落ち着いて見る事が出来て、目の保養にも、心の保養にもなる充実した時間でした。
Moon%20Window_resize.jpgStained%20Glass%201_resize.jpgStained%20glass%20floor_resize.jpg

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