Thoughts

距離感

季節が良くなって来るのと共に力がモリモリと湧いて来ています(笑)。つくづく冬が苦手なんだな〜と我ながら思う。

6月のコンサート準備に励んでいる毎日。練習もとても調子がいいので全然苦にならないが、新曲が多いのと弾き方が変わったりしているので、やたらと練習に時間がかかる。進歩があるのはいいが、他の生活面にしわ寄せが来ているような気がしないでもない。

この一年色々と考えてきた末に、段々と進むべき道筋も見えて来て、出来る事からやり始めているが、そのお陰で色々と発見がある。

その中で見えて来た大きな発見が音楽との距離感。これがなかなか難しくて20年近く悩んで来た事だと思うが、ここへ来てこの答えが出始めているような気がします。
完全に自分を音楽の中に投入したいと思いながらも、演奏者としては客観的な視点も必要である。この二つをどう同居させるかが自分にとっては最大の悩みだったように思います。

それが、少し前のブログにも書いたように「自分が感動する音、音楽をとにかく追求する」という練習を続けているうちに、答えが見えて来ました。「感動」している時というのは完全に自分が音楽の中に入り込めた時なのだが、その感動している自分を「見極める」という作業は客観視している自分なのである。なので、意図はしていなかったのだが、完全に自己投入している自分と客観視している自分が同時に同居できる状態が可能なのだと確信している。 

中学、高校の頃は自分の世界の中だけで音楽を作っていたので、この事が自然と出来ていたように思うが、大学に入ると外の大きな世界に魅せられて自分の音楽は大きく揺らいでしまったのだと思う。今は外の世界を知っていながら、自分の世界を再発見している感じです。やっと自覚を持った自分の音楽が作り出せそう。

追記:遅ればせながらコンサート情報をインフォメーションページにアップしました。
ご興味なる方はぜひいらして下さい!

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