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余計な事

前回のブログを読むと、何だか曖昧過ぎて怪しい感じかも、と心配になって来たのでもう少し詳しく書く事にしました(笑)。

弾いている時の肉体的な快感と書いてしまったがこれは気持ちがいい、とか心地がいいという事ではなく、楽に音楽の流れに任せて自然体で身体が動けているかどうかを指している。テクニック的な難しさから指を必死に動かそうとするあまり腕や肘、手首に負担が掛かったり(腱鞘炎の原因にもなる)、思い入れが強くて肩や顔に力が入ってしまったりするので、それをいかに脱力して「楽」に弾くかを追求してしまっていたのです。

そして、もう一つの落とし穴だったのが、自分の思いの限りを表現している時や自己実現が出来ていると思っている時に生じる快感。これは発散であったり、充実感/満足感であったりするのだが、これも見当違いな事でした。

音楽の本質が見えて来た今となっては、それは本当に余計な事で音楽とは関係ないところに存在しているものでした。こんなに長い間勘違いしてしまっていた自分が恐ろしい...。

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