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2011年夏:フランスでのコンサートⅣ

ちょっと脱線するが、今回の旅で色々とびっくりした事がたくさんあるが、その中の一つが実はコンサートに大いに役立ちました(笑)。

Tom%20Pate_resize.jpgコンサートの前日に、カルテットはモルゴンから一時間程離れた所でコンサートがあり、車に乗り切れないので、私とチェリストの旦那様が残る事になり、一緒に二人で夕食をする事になっていた。しかし、シャトーのオーナー家族も誘った所、一緒に行きたいというので結局5人で食事に行く事に。フランスでの初めての外食は少し塩が利いていたが、地元のワインと一緒だとそれも美味しい。大きな鍋ごと出て来るパテやチーズボードごと出て来るチーズに感動しながら、とっても和やかなディナーを楽しめました。実はこの時が唯一の少人数での食事だったのでとても貴重な時間でした。

シャトーに帰って来てから、どうしてそう云う流れになったのか思い出せないが、オーナーの息子さんがピアノを弾いてくれる事になりました。これが、超びっくり!!!弾いてくれた曲がワーグナーのトリスタンとイゾルデの有名な曲をリストが編曲したもので、和音が超複雑なのに、何だか異常に上手くて本当に感激/感動してしまいました。Tom%20Piano_resize.jpgその後も色々と弾いてくれたが、全然音楽を専門的にやっていない人がこんなにも上手に、しかも自己表現出来る事に相当ショックを受けました。やはりヨーロッパは文化の歴史の深さが全然違う。

そんな訳で、コンサートでのエルガーの五重奏曲の時の譜めくりをどうしようか、と最後まで一人で悩んでいたのだが、これはいい人を見付けちゃったと思い、すぐにお願いしました。快く引き受けてくれたので、翌日のコンサートはもう準備万端!


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