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展覧会

「展覧会の絵」。さすがに練習すればする程、じわじわと難しさが分かって来ました(笑)。それにしても、音数は意外と少ないのにスケールがやたらと大きい。さすが、ロシア人。ピアノがわんわん鳴って気持ちがいい。

BEAT%20TAKESHI1_resize.jpg展覧会といえば、もう終わってしまったのだが、東京オペラシティー アートギャラリーでやっていたビートたけしの「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展」を観て来ました。フランスでやっていた展覧会を東京に持って来たものらしい。絵も上手くて(上手いというのか?)びっくりだが、発想とか想像力がずば抜けていると云うか奇想天外で、ここにも天才振りを存分に発揮していました。意外だったのが、全ての作品がとにかくカラフル。そして面白いだけでなく楽しい。この人の世界はこんなにも色に溢れているんだな〜と感動しました。

BEAT%20TAKESHI2_resize.jpgオブジェやインスタレーションには題名が付いていたが,絵に関しては全てがタイトル無し。題名が無いだけで、こんなにも縛られずに楽しめるものなのか、と今までに味わった事の無い開放感がありました。ビートたけしさんがインタビュ−で、「深く考えないでとにかく楽しんで欲しい。意味を考えようとしないで欲しい。意味なんて無いんだから』と仰っていて本当に潔いな〜なんて思っていたが、題名が無いという事で、頭を通さずに心で直接的に感じる事が出来たように思う。

最近,音楽に関しても思うのだが、言葉で色々と考え過ぎのような気がする。イギリスの大学に行って最初にショッキングだった事は、音を通してだけではなく、皆が自分の表現したいものを全て言葉にして説明出来る事だった。「言葉」がとても重要視されているお国柄もあると思うが。私も随分とそれは訓練されて出来るようになったと思うが、最近は逆に弾いている時に言葉をつかさどる脳の部分が働き過ぎているように感じている。もっと純粋に感じる事だけに徹して弾けるようになりたいな〜と思う。

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