Thoughts

ついに

昨年の春からずっと悩んできた事があり、この数カ月意識的に人前で弾く事を避けて自分と自分の音楽と向き合って来たが、ついに今日その答えがやって来た。本当に嬉しい。これでしばらく迷いなく突き進めるような気がします。次の迷いが出て来るまで...。

11日のコンサートまで余計な邪念が入らないように相当心を守って来たせいか、逆に今心がとてつもなく無防備になっている気がする。やたらと感動したり、悲しくなったり、感情のアップダウンがかなり激しい。

コンサート当日にいかに心をオープンにするかが勝負だが、当日のリハーサルで合唱団がオーストリアのコンクールでグランプリを取った時の映像を流した時に舞台袖でウルウルしてしまい、「感動してる場合じゃないよ!」と思っていたのに,本番のオープニングで同じ映像が流れると、またまたウルウルしてしまい,ほとほと自分に呆れてしまった。


そして、先日は朝にテレビでやっていたルーブル美術館の特集の中でのカラヴァッジオ作の「聖母の死」の絵で、全然主人公でない後ろの方で嘆き悲しんでいるおじいさんの顔にウルウル、齋藤陽道さんの写真展でうるうる、そして極め付きに夜中テレビでやっていた鵜住居地区の防災センター取り壊しのドキュメンタリー「最後の場所がなるとき」でウルウルどころではない状態に。一日のうちに何度泣いているの?って思ってしまった。

でも、こんな状態だからこそ今日の待ち望んでいた答えが出たような気がします。この数カ月間は本当に無駄ではなかった。


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