ソナタ21番 D.960
シューベルト
先日、オーストラリアに住んでいる友人のTと電話で話していたら「次のコンサートでシューベルトの遺作のソナタを弾きたい」と云っていた。自分が何年も前に練習していた曲だったので「懐かしいな〜」なんて話していたら、今日ラジオで流れていた(笑)。ちょうど遠出をする車の中だったので珍しく全曲じっくりと聴いたが、本当に良い曲。40分近くある大曲なので、最初は純粋に音楽だけに集中していたが、長いので色々とこの曲を練習していた時の事を思い出してきた。
久しぶりに寒さが和らいで、春が待ち遠しい私としては嬉しいお天気。今日は都内での生徒のレッスン日。イギリス人(インド系?)のMは9月から教え始めた生徒。最初は駆け回るわ、凄い勢いで反抗するわで大変だったが今はすっかり軌道に乗り、集中した良いレッスンが出来るようになってほっとしている。今日は良く練習していたので、家での練習時間の話になった。
今日は受験を控えているA君の伴奏部分だけ(ソロなしでピアノだけ)の録音をしました。実は、昨日も録音していました(笑)。立て続けに2回通して録ったのですが、あまりにすんなり行ったので自分でもびっくり。昨年からレコーディング続きで、少しトラウマになっていたのですが...。あの独特の緊張感に慣れてきたのかな〜。それにしても、あっという間に録れたレコーディング。聴いてみて、がっくり。音楽的にはそんなに問題なかったのですが、テンポ(速さ)が揺れて、揺れて。これでは、ソロの支えになるどころか、邪魔する事に。なので、その後はメトロノームでの練習、そして今日は改めてメトロノームをそばに置いての録音。(もちろんメトロノームの音は出しませんが、光で拍子を刻むように設定しました)
昨年お土産で頂いた小布施堂の栗羊羹。夏にロンドンに行く前に『向こうで和菓子が食べたくなったら、食べてね』と、気持ちのこもったお土産でした。その思いはとっても嬉しかったのですが、実は和菓子にあまり興味ありません(笑)。なので、発つ前に一つだけ頂いたらあとは和菓子も好きな父に食べてもらおうと思っていたのですが、食べてみたらびっくり。あまりの美味しさに大感激!惜しみながら、父と半分ずつに分けて頂きました。
とっても美味しく感じる理由があまり和菓子っぽくないからなのです(笑)。 栗なので後から考えると合点がいくのですが、モンブランの上の部分を食べている感じです。とっても濃厚ながら優しい甘さ。
今日は都内でヴァイオリン、チェロ、ピアノの室内楽のコンサートを聴きに。音楽自体はとても美しいのですが...。残念ながら演奏は心に響きませんでした。きれいに演奏していたので、心地よいと云えば心地よいのですが、22度にずーっと保たれた無菌室にいるような気分に。コンサート中、なぜ心が動かされないのか、一生懸命考えてしまった。温度変化もなかったように思ったが、それ以前に体温みたいなものを感じなかったからだろうか、と考えたり。
今日も都内での生徒のレッスン。六本木ヒルズの中を通って行くので色々と見るものがあって楽しい。行きはもちろん真っすぐレッスンへと向かいますが、帰りは少し寄り道する事もあります。イベントスペースもあり、クリスマス時にはヨーロッパ風のクリスマス・マーケットも出ていて、スパイスの入った温かいワインやソーセージ、プレッツェル等の屋台もありました。
今日は菅野潤さんのレッスンを受けに茅ヶ崎まで。菅野さんはフランス在住のピアニスト。昨秋、浜離宮ホールでザルツブルガー・ゾリステンとの室内楽のコンサートでシューベルトのピアノ五重奏曲『ます』を演奏されていたのですが、本当に素晴らしくて大感激。これぞ、室内楽!という演奏でした。とにかく、シューベルトのスタイルを保ちつつ、一人一人の演奏者がとても自由に弾いていました。皆が好き勝手に弾いているという事ではなく、その場で作られている音楽に反応してその瞬間にしか作り得ない、即興に近い自由という意味です。これは、お互いの音と音楽をとても良く聞いていて、それを尊重してまた自分もそれに応える、という理想図です。しかも5人がそれぞれとっても自由なのに、五重奏としてのまとまりは崩れる事がありませんでした。本当に掛け合いが素晴らしく、聴いていてとても楽しかった。
音楽や家族、友達から得るプラスのエネルギーだけでなく、生徒の子供達からもらっている”元気の素”が相当に大きい。子供達の澄んだ目と無邪気な表情に本当に癒されます。そして、何気ない発言にしょっ中笑わせてもらっています。本当に笑ってしまうと生徒の方も調子に乗って、笑わせる方に気が行ってしまってレッスンにならなくってしまうのでぐっと我慢して心の中で笑うようにしていますが(笑)。

『天使と悪魔』という本を読み終えた。『ダ・ヴィンチ・コード』で有名になったダン・ブラウンの2作目、主人公ラングドン・シリーズの第一作目である。(『ダ・ヴィンチ・コード』の前に書かれた本です)『天使と悪魔』も宗教と芸術の密接な関わり合いを浮き彫りにしていて、とても面白い。これにさらに科学が関わっているので相当手が込んでいる。生徒さんのお母様が薦めて下さり「『ダ・ヴィンチ・コード』は最後でがっかりしてしまったけど、これは最後の最後まで期待を裏切らなかった!」と仰っていらした通り、本当に最後まで裏の裏をかかれた(笑)。
阪神・淡路大震災から13年。人の命のはかなさを思う一日。そして大切な人を亡くしながらも、一日一日を生きているこの世の中に残された人たちを思う。本当に「死ぬ」という運命がある以上「生きる」という事は大変な事だと思う。結局、自分が死ぬまで、たくさんの親しい人たちを失う悲しみを背負いながら生きなければならないのだ。時が傷を癒してくれる、というのは本当だと思うが傷跡というのは一生消えないように思う。矛盾するようだが、消えないで欲しいという思いもあるのではないかとも思う。
今日は都内でのレッスン。最初の生徒さんは娘さんが二人いらっしゃるMさん。とっても素敵な方で、心の大きさと細かな心遣いにいつも感謝しています。
今日、「機微」という言葉を教えてもらった。これは皆さん、普通に使っている言葉なのでしょうか?友人が会話の中で『心の機微』という表現をしていたのですが、私は初めて聞いた言葉だったので、意味を聞いてとても日本らしい言葉だなと思いました。辞書で引くと「容易に察せられない微妙な事情・おもむき」と書いてあります。これを英語辞典で引いてみたら、やはり一単語ではないですし、何となく伝わりきれていない、しっくり来ない言葉になっていました。
今日は久しぶりに意外と静かな一日。
駅で買ったドイツのキャンディー。「ラズベリー味」は日本では珍しいので、つい手が出てしまいました。駅のホームで包み紙を開けたら、あまりの色の綺麗さにびっくり。外だったという事もあり、日の光が当たって本当にきれいでした。なので、家に帰ってから庭で撮影してみました(笑)。 日本では普段の生活では見ない色です。それが、また駅で100円で買える所がすごい。 日本もとってもきれいな色がいっぱいありますが、空気に湿気があるせいか、やはり鮮やかな色でも微妙にくすんでいるように思います。それは、色がくすんでいるというより、光がくすんでいるのか...。マットな感じがします。
ヨーロッパは空気が乾燥しているせいか、冷たい程までの透明感があるように思います。

壁を一つ越えた実感があって相当嬉しい!長く一つの事を追求していると、意外と探している答えというのは自分の手中にあったりする。昨日書いた「音の膨らみ」に関しても、自分では無意識に時々は使っていたわけだけど、無意識なのでコンスタントではない所に色々と問題があった。音楽に限られた事ではないが、意識を持つだけで、見方や感じ方が変わったりするものです。 それにしても、こういう新たな発見があって直に演奏に反映出来る時は本当に嬉しくなります。今日は一日中上機嫌!
温泉に浸かっている時ほど「日本っていいな〜』と思う時はなかなかありません(笑)。今日は私の大のお気に入りの温泉『天山』へ。露天ぶろがいくつもあり、とっても風情のある日帰り温泉。昼間行くと全然雰囲気が違うのでしょうけど、夜は20ワットほどの暗い電球で灯されているところに湯気が立ち上っているので、周りが全てセピア色に。違う時間が流れています。まわりの竹林などもほんのりとライトアップされているので日常の早いテンポから本当に解放されます。
お正月三ヶ日はゆったり過ごせたので気分もすっかりリフレッシュ。3日間の最後の〆は湘南の海を時間に追われずゆっくりとお散歩。これからの一年にしたい事や目標にしたい事を色々と思いながら、とってもきれいな冬の海を満喫できました。こんな心のゆとりを忙しい時でも持ち続けたい、というのも今年の目標の一つ!